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「九条の会・わかやま」 55号を発行(2007年12月25日付)

 55号が12月25日付で発行されました。1面は、「9の日行動」持続的に実施、[訃報]九条の会・わかやま 呼びかけ人 室井修さん、九条の会・わかやま結成2周年によせる呼びかけ人のメッセージF県立医大名誉教授 楠本 熊一さん、九条噺、2面は、第2回全国交流集会での呼びかけ人挨拶 加藤周一さん、「日本の青空」各地上映、「九条の会・ふじしろ」結成 です。
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[本文から]

「9の日行動 」 持続的に実施される

 和歌山市では
 12月9日、和歌山市内の10地域で「過半数署名」をめざす「第2回地域一斉宣伝・署名活動」が行われました。10地域合計で122人が参加し、721筆の署名を集めることができました。ハンドマイク隊やビラまき隊など、それぞれの地域で工夫された取り組みが行なわれました。
 楠見・雑賀・四箇郷・和歌浦地域では、数日前に「事前ビラ」(9日に署名活動に伺うことを記載したビラや署名用紙)を配布していたので、待っていていただいたり、すでに署名をしていただいていたりと、参加者が励まされ勇気づけられる場面が数多くありました。また、名草・和歌浦地域では、温かい豚汁やおにぎり、お菓子なども用意して、参加者に喜ばれました。楠見地域では、一斉署名活動だけではなく、毎月計画的に行動しようということで、1月は学習会、2・3月は署名活動と計画を確認しています。名草・和歌浦地域でも、両方の地域で取り組みつつ、共同の取り組みも進めていこうと相談されています。
 さらに、労働組合・民主団体の人たちに地域の行動に参加しもらったので、励まされたという報告も届いています。

 JR和歌山駅前宣伝行動
 午後からは、JR和歌山駅前で宣伝署名活動が行なわれました。19名が参加し、「県民大署名」の「のぼり旗」をなびかせ、「9条を守ろう」「新テロ特措法を廃案にしよう」とマイクで訴えながら署名活動が行なわれました。
 和歌山市共同センターが準備したパネルとともに新しい憲法ポスターが5枚並び、通り過ぎる人の目をひきました。高校生の団体や若い女性などが積極的に署名をしてくれ、この日は60筆の署名が集まりました。

 田辺・西牟婁では
 「憲法9条を守る田辺・西牟婁連絡会」は福祉祭りの会場で9条署名・宣伝活動を行いました。当日は、11人でチラシを配布しながら署名活動を行い、200筆の署名が集められました。
 「多くの人が署名に応じてくれましたが、なかには『9条って何ですか』という人もあり、今後ますます宣伝を強める必要があると感じられた」との声もありました。

 かつらぎでは  「九条の会・かつらぎ」は午前中、署名活動を行いました。この日は、妙寺地区と高田地区に行きました。参加者は7名。署名は40筆と前回を下回りましたが、「九条の会・かつらぎ」への入会申し込みが8名と大きな成果がありました。「ベテランの方といっしょに回りました。ピンポンを押す前に、まず玄関を開けて家族に面会する等々、署名のノウハウを教えてもらった」「歩くこと。歩けば成果が出る。断られたところはほとんどなかった」などの感想が寄せられました。

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[ 訃   報 ]
「九条の会・わかやま」呼びかけ人 室井 修 さん
 和歌山大学名誉教授・室井修さんが12月8日、ご自宅(宇治市)でご病気のためお亡くなりになりました。(73歳)謹んで哀悼の意を表し、ご冥福をお祈りいたします。(詳しくは次号で)

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「九条の会・わかやま」結成2周年によせる呼びかけ人のメッセージ(順不同)
   憲法9条と専守防衛とについて
        和歌山県立医科大学名誉教授 楠本 熊一 さん

 武器を持った外国の兵隊が日本国土に上陸して、或る地域の土地の所有者に無断でその地域を占有したならば、私達はその者達を侵略者と言うであろう。しかもそこの地上のものを取り上げたりすると、略奪者と言うであろう。この様なことは世界の常識である。家宅捜索に裁判所の許可がいる如く、他国に兵を送る場合にも、国連の許可が必要であるのも常識である。然るにアメリカのブッシュ大統領は国連の許可無しにイラクに兵を送った。イギリスのブレアー首相と共に。日本の小泉首相はその行為に賛意を示した。もし憲法9条の歯止めがなければ、自衛隊の戦闘参加もあり得たであろう。アメリカやイギリスと組んでの勝てる戦で有れば、侵略も辞さないと言うことか。戦後生まれの政治家にはほとほと困ります。そんな政治家を選出する国民にも愛想が尽きる。国際協力と言ってインド洋での海上自衛隊の外国軍艦への燃料補給は、明らかに憲法違反である。何故ならば、燃料補給を受けた軍艦からイラクへ出撃して空爆を行っているからである。燃料や食糧補給は、武器・弾薬の補給とは異なるとでも言うのであろうか。明らかにペテンである。今こそ憲法9条の重要性を認識しなければならない。我々九条の会の重要性もまた然り。
 自衛隊は「専守防衛」というのであれば、日本の国土以外に、出ないことである。自衛艦は日本の近海で行動すればよい。日本経済の主要部分の石油を中東諸国に依存している限りそのルートの海上の安全が欠かせないと言う人がいる。もしそのルートが脅かされた時点で海上自衛隊が出動すればよい。その時もまた、憲法の前文に盛っている世界の良識に依存しようではないか。その上日本の近海だけでも守るのは大変であろう。それが専守防衛である。世界の中で、テロとの戦いには武器は要らない。食料と衣類とをアフガンとイラクとパレスチナに供給すればよい。なおその上に信教の自由の保障をその地域の住民に与える方法を講ずればよい。紛争地域への武力介入は正義ではない。大国の独りよがりである。紛争地域は紛争地域の彼等自身で解決させればよいものである。独裁者というものは自分の政治の失敗を、「無理矢理に敵を設定してその敵に武力攻撃を加えようとする」ことで隠そうとするものであることを、我々は歴史で学ばなければならない。また今日の権力者は、政治支配ではなくて経済支配を企てていることを感知しなければならない。ここからは私の妄想であるが、彼等は経済支配に、テロとの戦い=正義の戦いと称して、武力を用いているのである。ただしこれには何も証拠はないが私だけの確信がある。

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【九条噺】
 「仙台四郎」という、いわば地域限定の商売繁盛の神様≠ェいるという。仙台市の商店街などでは大半の店が仙台四郎の写真もしくは像をかざっている。「えべっさん」は架空の神だが、四郎は明治時代に実在した人物で実名を芳賀四郎という▼知的障害者で、粗末ななりをし、ずんぐりむっくりした身体で、いつもニコニコと界隈を徘徊し、飲食店などに出入りしていたという。心優しい商店の人たちは、彼を邪険に扱うことはなく、むしろあたたかく接していたようで、無賃乗車をとがめる人すら少なかったと聞く。で、四郎は気の向かない店には決して立ち寄ろうとはしなかったらしい。そして、この障害者を優しく受け入れた店はいずれも、その多くがのちに繁昌を極めたという▼時代を経て、芳賀四郎は仙台の人々に次第に神格化され、今や商売繁盛の神様≠ニしてすっかり定着仕切ったという次第だ。知的障害者をあたたかく地域社会に受け入れ、「神格化」までするにいたった地域の人々のやさしさに心あたたまる思いがした▼その直後アメリカCNNニュースを見た。アメリカでもホームレスが大きな問題になっているが、その20〜25%がイラクやアフガン等からの復員兵とか▼「この国は他国を攻撃することには湯水のように金を使うが『英雄』には冷たいのさ」とはき棄てるように若者がいう・・・やれやれ、チャンネルなど変えなければよかった。(佐)

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「九条の会」全国交流集会での呼びかけ人の挨拶
    加藤 周一 さん
 「守る」だけでなく「生かす」ことも
 「九条の会」では「9条を守る」ということもあるし、「9条を生かす」という場合もあります。この二つは違うわけで「守る」というのは明文改憲に反対、「生かす」は解釈を変え憲法の精神を否定することに反対することです。解釈しだいでインド洋での給油もイラクへの上陸もできてしまう。「九条の会」の運動は「守る」から出発しましたが、「生かす」ことも重視する必要がある。 それは、安倍内閣から福田内閣に代わって、憲法についても手の込んだ理屈で、扱い方もより慎重になり、状況判断はより現実的に細かく行うように変化してきています。福田内閣ははるかに手ごわい相手です。
 ですから私たちの運動も、「守る」ことはもちろんだが、「生かす」ことも念頭に置く必要がある。権力側はいきなり改憲ではなく、むしろだんだんに憲法を空虚にして、ないのと同じ状況にしようとすると思う。それに抵抗するには、「守る」だけでなく「生かす」必要があることを訴えていかなければならない。これは解釈改憲の理屈を破らなければならず、なかなか大変です。
 二つのことを提起したい。一つは、運動が長丁場になることを意識すること。組織が劇的に大きくなることより、ゆっくりと大きくなることを意識して進む必要がある。
 もう一つは、改憲勢力は福祉反対、戦争を容認などを連関させて政策をすすめている。こちらの側も日常生活のあらゆる問題と結びつけていく必要がある。(「九条の会ニュース」より。見出しは編集部)

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映画「日本の青空」上映会 (詳報)
 前号(54号)では紙面の関係で詳しくお知らせできませんでしたので、改めてお知らせします。

「みなべ」では250人が鑑賞
 山田町長が挨拶

 12月2日、みなべ町では九条の会が単独で取り組みました。思い切って、小学校の体育館を借り、300名を目標に決めました。それから、ポスター作成、呼びかけのチラシ作成、入場整理券の準備、労働組合や民主団体、各「九条の会」の皆さんへの訴え、さらには、商工会議所にもお願いに行きました。新聞折込、駅前での高校生への鑑賞の呼びかけ、街頭宣伝車による音声での宣伝、地元新聞記者への訴えと記事化への要請等々、考えられることをすべて行ないました。
 さらに、「この平和を願う町民のつどい」の資料を町へ提出し、補助金の交付も得られました。当日は300名の目標に対して250名でした。大変忙しい中、山田町長もメッセージのために駆けつけてくれました。体育館は暖房がありませんでしたが、皆さん最後まで我慢して鑑賞してくださいました。(平野憲一郎さんより)

 「かつらぎ」では368人が鑑賞
 12月8日、映画「日本の青空」を午後と夜の2回上映し、合計368人の方が鑑賞しました。「あらためて九条の大切さを思いました」「戦前戦争に反対していた人々の姿が感動的でした」「九条は世界の宝だと思っていましたが、日本国憲法のすべてが世界の宝だと見えてきました。改憲勢力に絶対負けません」などの感想が寄せられました。最後の字幕がすべて終わったところで期せずして拍手が起こりました。受付で地域九条の会へ入会された方も2名いました。カンパの箱にもご好意が寄せられていました。(草田信行さんより)

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また新しい九条の会が
「9条の会・ふじしろ」結成
 11月25日、海南市の内海・大野地域で「9条の会・ふじしろ」の結成総会が行われました。準備会を代表して中西弘明さんは、子供の頃の空襲体験や戦後の食糧難での飢餓体験から、再び日本が戦争をする国にさせまいとの思いを強く持ち、9条の会を地域でつくろうとの動機になったと語りました。総会では申し合わせ事項の確認や役員選出をし、ニュースの発行や会員の拡大など当面の活動をどう進めるか活発に話し合いました。

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(2007年12月31日入力)
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