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「九条の会・わかやま」 57号を発行(2008年1月18日付)

 57号が1月18日付で発行されました。1面は、新テロ特措法再議決成立、九条の会・わかやま結成2周年によせる呼びかけ人のメッセージH病院長 月山 和男さん、九条噺、2面は、第2回全国交流集会での呼びかけ人挨拶 鶴見俊輔さん、『パッチギLOVE&PEACE』ストーリー、憲法審査会始動見送りか、品川正治氏講演会詳録の案内 です。
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[本文から]

新テロ特措法 再議決 成立
国民の総意無視。参院否決直後に衆院で再議決の暴挙

 新テロ特措法案(補給支援特別措置法案)が11日の参議院本会議で否決されたにもかかわらず、同日、衆議院本会議で再議決し、3分の2以上の賛成で成立させられました。
 12月18日付の毎日新聞の世論調査では、インド洋で給油活動をすることについて「給油活動はこのまま中止すべきだ」が50%と、「再開すべきだ」の41%を上回っています。また、与党が衆議院の3分の2を使って再可決することについても「支持しない」が57%と、「支持する」の32%を大きく上回っています。
 衆議院での再議決はあくまでも非常手段であって、数の力で参議院の意思をねじ伏せるなら、参議院はいらないということになります。それに、衆議院の3分の2といっても、それは、05年のいわゆる「郵政民営化選挙」の結果であり、現在の民意を反映したものではありません。今回の衆議院での再議決は、7月の参議院選挙の結果や世論調査による民意をないがしろにする暴挙と言わなければなりません。
 新テロ特措法案は国際貢献を名目にしていますが、対テロ報復戦争への「支援」はますます事態を悪化させるだけです。アフガンのカルザイ政権もタリバンを含む武装勢力との交渉による和平を目指しています。英国や豪州からも軍事的手法から政治的解決に戦略の重点を移すべきだという声が上がっています。
 福田首相は9日の党首討論で「武力行使をしているわけじゃない。憲法をもちだすまでの話じゃない」と述べました。しかし、アフガンから日本が攻撃されている訳でもないのに、「海上阻止行動」従事を名目にアフガンを攻撃する外国軍隊に海上給油をすることは、どう考えても「集団的自衛権の行使」と言わなければなりませんし、現に空爆を行なっている軍隊に後方支援を行なうことは、どう考えても「武力行使との一体化」と言わなければなりません。明らかに憲法違反です。
 福田首相は「世界のために汗を流す日本の姿を示したい」と言います。しかし、日本の国際貢献は憲法違反の対テロ戦争への「支援」ではなく、憲法の理念に沿った、憲法を生かした貢献策でなければなりません。貧困や飢餓対策、医療や教育支援、災害救援、技術支援などを進めることこそ大切ではないでしょうか。

民主党・小沢代表が衆議院本会議の採決を棄権。
採決より大切なことって何? ????・・

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「九条の会・わかやま」呼びかけ人のメッセージ (順不同)
        月山病院院長 月山 和男 さん
 「九条の会・わかやま」が二周年を迎えると共に全国にその輪が広がりつつあります。しかしまだまだ国民の間に戦争放棄を謳った憲法九条を存続させようという世論が大きく支配しているとは申せません。私が九条の会の呼びかけ人になりましたのは、父母や兄弟や私自身が経験した戦争は容赦なく人の命を奪い人生を奈落の渕に追いやるという戦争の怖さや恐ろしさ、悲惨を語り続け、二度と子供や孫に同じ体験をさせたくない、そして平和な人生を送ってもらいたいという願いからであります。
 戦争放棄を謳った九条だけは、イズムを越え是非守り残さなければならないと心の底からの願いであり、今後もこの活動を続けて行く所存であります。

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【九条噺】
 「パッチギ!LOVE&PEACE」を観た。同時期に公開された石原慎太郎総指揮による戦争映画「俺は君のためにこそ死ににいく」(07年)とは全く異なり、「勇敢に死にに行くのではなく、不恰好でも生きていてほしい」という素直な思いが伝わってくる▼「パッチギ」のヒロインは、戦争映画「太平洋のサムライ」の主役に抜擢されるが、特攻隊員となった恋人に「お国のために心おきなくたたかってきてほしい」というセリフにとまどう。そして、完成後、劇場公開の舞台挨拶で、「私の父は済州島で日本軍に徴用されたが、ヤップ島に逃げました。だからこそ兄や私、弟も生まれることができたのです。感謝しています」と告白し、劇場はバッシングの嵐となる、という次第だ▼この映画は、また「在日」の一世から今日までをとりあげることで、そもそも1910年に日本が朝鮮を植民地支配などしなければ、「在日」という言葉すら生まれなかったこと、もちろん、「徴用」という名の「強制連行」などで100万人近い朝鮮の人々が日本の炭鉱や、建設現場、軍隊、「従軍慰安婦」等に狩り出されることもなかったのだということも示唆しているようにも思える▼映画のあとで、井筒和幸監督のトークを聞いた。ブログなどでは多くの賛辞や激励とともに、「お前もチョウセンか」「覚悟しとけ」など、「かなりやばいメールも結構ありますが、僕は負けませんから」と笑っておられた▼とまれ、この映画は「靖国派」だの「改憲派」にも「かなりやばい」に違いない。(佐)

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「九条の会」全国交流集会での呼びかけ人の挨拶
      鶴見 俊輔 さん
 「九条の会」がもっともっと長く続けば戦争をなくすことをやれるかもしれない


 小田実さんが亡くなってその大きさを感じます。彼自分と対立する意見と自分の意見をあわせた本をつくりました。いままでの日本の運動にない個性を感じます。
 彼はときどき間違いをしましたが、そこから力を得て、さらに前に進みました。それはいままでのこれが正しいと思う目標にしがみついて、他の考えをつぶす流儀と違います。この他の考えをつぶすというのは日本の政府が明治以後ヨーロッパから受け継いだものです。小田さんが始めたのは、それとは違うものです。そういう生き方が「九条の会」のこれからの運動に引き継がれていくことを望みます。広島につづいて長崎と二度の原爆投下がおこなわれた理由は、「米兵の犠牲を少なくするため」ですが、すでに日本は戦闘能力をなくしていた。その間違った理由を米国は60年以上主張しつづけてきた。そのアメリカで、小田さんは大阪空襲の写真を見て、その大阪空襲もやる必要のないものであったことを彼は調べた。その写真を小田さんは座右においてその後の運動をしてきた。
 5歳の時にみた張作霖爆殺事件を知らせる号外の思い出は80年間私の中に生きています。反戦感情を続けることは私にとっては難しいことではない。あと2、3年でしょうから。みなさんにとっては難しいかもしれない。「九条の会」がもっともっと長く続けば戦争をなくすことをやれるかもしれない。原爆を二度落とされたのは、世界のなかで日本が初めて。そのくらいのエネルギーがでてくるかもしれない。
(「九条の会」ニュースより。見出しは編集部)

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『パッチギ!LOVE&PEACE』 ストーリー
 生き抜くんだ、どんなことがあっても。

 74年。京都で大暴れしていたアンソンは、病にかかった息子チャンスの治療のために、一家を引き連れ東京に引っ越してきた。アンソンはある日、駅のホームで宿敵近藤と遭遇し、彼が率いる大学応援団と朝鮮高校生との大乱闘に巻き込まれるが、気のいい国鉄職員の佐藤に助けられる。佐藤はその争いが原因で国鉄をクビになってしまうが、アンソンの家族とも親しくなり妹キョンジャにほのかな思いを抱く。キョンジャはふとしたきっかけで芸能プロダクションからスカウトを受け、狭い世界を飛び出したいという思いとチャンスの治療費を稼ぐためにも、芸能界で頑張ろうと決意する。タレントとしての一歩を踏み出すものの、なかなか芸能界のしがらみに馴染めないキョンジャに声を掛けてくれたのは、自然体で業界に染まらずにいる先輩俳優の野村だった。やがてキョンジャは迷いながらも野村に惹かれ始めていく。一方チャンスの病状は次第に悪化し、日本では助かる術がないと宣告されてしまう。アンソンはアメリカでの治療にかかる莫大な費用のために無謀な計画を立て、佐藤を巻き込みたった2人で危険な仕事へと突っ走っていくが・・。愛する者の命を救うために、全てを投げ出し全力疾走するアンソンたち。果たしてキョンジャと野村の恋の行方は? アンソンと佐藤のとんでもない作戦とは? そして彼らはその手にLOVE&PEACEをつかむことができるのか!?(映画のホームページより)

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憲法審査会始動見送りか

 国民投票法で設置が決められた衆参両院の憲法審査会(54号参照)の始動は、1月15日が会期末の臨時国会中での始動は見送られ、通常国会でも始動は難しい状況になっています。
 憲法審査会は憲法改正原案の審査を行い、国会に提出する権限をもつ機関ですが、その組織、運営ルールの決定や委員の選任は行なわれておりません。審査会の立ち上げを求める声はあるものの、「国会は憲法どころではないし、話題にあまり上がらない」と漏らす関係者もいます。
 昨年5月に成立した国民投票法は自公両党が野党の反対を押し切って採決し、参院選挙では安倍首相が改憲を争点にし、2010年の改憲を掲げて、敗北したことから、野党は審査会の始動に慎重姿勢を強めています。憲法論議にかかわってきた自民党議員は「総選挙が終わるまでは動かないだろう。大連立が実現していれば進んだかもしれないが・・」とぼやいているとか。「大連立」は憲法改悪に結びつくことを計らずも立証しました。
 しかし、新憲法制定議員同盟(中曽根康弘会長。自民、民主、国民新の改憲派議員でつくる)は10日、江田参院議長に早期始動を求めて申し入れを行ない、11日には河野衆院議長にも申し入れを行いました。
 明文改憲、解釈改憲につながる憲法審査会の始動を許さないように、私たちの活動を強める必要があります。

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あの感動を今一度
  品川正治氏講演会詳録
 300円/冊

 今、品川正治氏のお話が全国で感動を呼んでいます。この冊子は6月2日に和歌山市で開催された品川氏講演会の内容を忠実に文章化し、品川氏自らが修正・加筆されたものです。
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誠に恐縮ですが、各「9条の会」などで10冊以上にまとめてお申込み下さい。お申込みは「送付先住所・氏名、冊数、電話番号、FAX番号」を下記の番号へFAXでご連絡下さい。折り返し、代金と送料、振込口座番号などをご連絡させていただきます。
 (FAX番号)073−457−1038
 (お問合せ) 073−451−9247

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(2008年1月30日入力)
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