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「九条の会・わかやま」 66号を発行(2008年4月21日付)

 66号が4月21日付で発行されました。1面は、読売世論調査で改憲反対が賛成を上回る、小田実さんを追悼する講演会への梅原猛さんメッセージ、九条噺、2面は、新憲法制定議員同盟が『改憲推進大会』 です。
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[本文から]

[読売世論調査]
改憲反対が15年ぶりに改憲賛成を上回る
 「9条を守れ」は6割を超える


 読売新聞は4月8日、1981年から実施している面接方式の憲法に関する全国世論調査結果を発表しました。

 改憲反対は昨年比4・0ポイント増

 読売新聞は「今の憲法を改正する方がよいと思う人は42.5%、改正しない方がよいと思う人は43.1%で、わずかながら非改正派が改正派を上回った」と報じました。読売新聞は「負け惜しみ的」に「わずかながら」と言いますが、これは、93年に行なった世論調査(改憲賛成50.4%、改憲反対33.0%)以来、常に改憲賛成が改憲反対を上回っていましたが、15年ぶりに逆転したということです。しかも、昨年に比べて改憲反対は4.0ポイント増、改憲賛成は3.7ポイント減という大きなものです。
 改憲反対の理由(複数回答)では「世界に誇る平和憲法だから」が52.5%(6ポイント増)、「基本的人権、民主主義が保障されているから」が26.6%(4ポイント増)となっており、その他の理由としては「すでに国民の中に定着しているから」が42.7%、「改正すると軍事大国への道をひらく恐れがあるから」が27.3%などとなっています。(裏面に続く)(表面から続く)ここでいう改憲賛成とは「9条を変える」に限らず、環境やプライバシーなどの新しい権利を追加するなど含め、憲法のどこかを変えた方がよいという意見を指しています。その意見が少数派になったことが重要です。

 「9条を改正する」は5ポイントも減少

 また、9条だけに限っては、「これまで通り、解釈や運用で対応する」が36.2%(0.4ポイント増)、「9条を厳格に守り、解釈や運用では対応しない」が23.9%(3.9ポイント増)で、「9条を変えない」という合計は60.1%(4.3ポイント増)となりました。一方「9条を改正する」は30.7%(5.0ポイント減)となりました。また、9条1項と2項に分けて尋ねた結果では、「改正する必要がない」が、1項では81.6%、2項では54.5%を占めました。

 自民党支持層でも憲法改正賛成は47%

 支持政党別に見ると、自民党支持層での改正派は47%で、昨年50.2%から3.2ポイント減の半数割れとなっています。民主党支持層での非改正派は50.2%で、昨年の47.2%から3ポイント増となり、無党派層の改正派は40%で、昨年より6ポイントも減らしています。年代別に見ると30〜40歳台に改正派が多く、この辺に私たちの課題がありそうです。

 集団的自衛権行使否認は5割を超える

 集団的自衛権行使は「行なえるようにする」は「明文改憲で」が18.7%、「解釈改憲で」が22.1%、合計40.8%に対し、「使えなくてよい」が51.6%と、否認が5割を超えています。

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小田実さんを追悼する講演会への
「九条の会」呼びかけ人 梅原猛さんのメッセージ

 小田実さんを偲んで開く九条の会の講演会、残念ですが所用があって参加出来ません。私は戦後一貫して平和憲法を守れという態度をとっています。それは平和憲法、特に9条には人類の未来の理想が含まれているからです。カントの永久平和論にも通じる思想です。今、環境破壊や核戦争による人類滅亡の危機が叫ばれる時、やはり人類は戦争によって運命を決めるという業の愚かさを知り、永久平和の道を真剣に考えるべきだと思います。憲法改正論者の多くは、日本をもう一度一九世紀の国家主義思想に戻そうとするものです。そうである限り、私は一生憲法改正の動きに反対を続けて行こうと思っています。

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【九条噺】
 過日の朝日新聞の「天声人語」には驚いた。ブッシュ大統領が記者団との夕食会で「思い出のグリーングラス」の替え歌をうたい、総立ちの拍手をあびたという▼この歌は森山良子が歌い、久しぶりに我が家に戻り父母や恋人、故郷の自然に心を温めるというような歌詞だったと記憶している。大統領はそれを、♪古いホワイトハウスを出て、気ままな暮らしに戻る、平壌の危機も心配しなくていい、もうすぐ我が家の芝生に帰る・・・という歌詞に替え、♪古い仲間のコンディー(ライス国務長官)とチェイニー(副大統領)は、僕にサウジの石油の話をするが・・・とうたい、最後は、♪あなたがた(記者)も私をいじめた日々を懐かしむとうたいあげたという▼「古い仲間」のくだりは、イラク侵攻での石油利権にからむ話かと推測されるが、いずれにせよ、この能天気ともいえるパフォーマンスは、単なるジョークとしては見逃せぬものがある。イラクやアフガンの余りにも多くの犠牲者のことを思い浮かべれば、「総立ちの拍手」こそ異様ではないか▼もっとも、この歌の原曲は、懐かしい故郷を夢にみた執行前夜の死刑囚の歌との由。ブッシュ大統領はそれすら知らずに歌ったのだろうか。それとも「大量殺人犯」を自覚・・・てなことはないか!?  (佐)

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新憲法制定議員同盟が「改憲推進大会」
 福田首相の出席を要請


 自民・民主・公明などの改憲派議員でつくる「新憲法制定議員同盟」(会長・中曽根康弘元首相)は5月1日に「新しい憲法を制定する推進大会」の開催を計画し、福田康夫首相に出席を要請しているとのことです。
 この大会のスローガンは「歴史・文化・伝統の香り高い憲法を」「国際平和を願い、他国とともにその実現のため協力し合うことを誓う憲法」などとなっており、アメリカなどと一緒になって海外で戦争ができる方向を打ち出しています。大会は東京・憲政会館で開催し、自民、民主、公明、国民新の代表が挨拶し、日本経団連の御手洗冨士夫会長や経済同友会や日本商工会議所などの代表が出席を予定しており、財界が改憲勢力をバックアップする姿勢を示しています。
 憲法99条は「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負う」と定めています。そもそも、大臣や国会議員が改憲を主張すること自体が憲法違反です。総理大臣が改憲集会に参加することなど「とんでもないこと」です。

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9条世界会議・関西
2008年5月6日(火・祝)10:00〜16:30
舞洲アリーナ(大阪)

9条世界会議・関西のプログラム

《午前の部(10:00〜11:30)》
●ワークショップ@「アジアの中の9条」
 台湾はじめアジアの国々からのゲストとともに未来を語ろう
●ワークショップA「世界の貧困・紛争・環境と9条」
 アフリカからの平和活動家を交えてグローバルな視点で話し合おう

《午後の部(12:00〜16:30)》
●海外ゲストのスピーチ(通訳付き)
 なぜ日本の憲法9条がいま世界で注目されはじめているのか?
 海外からの熱いエールに耳を傾けよう。
 ○メアリー・アン・ライトさん
 ○ハンス・フォン・シュポネクさん
 ○ベアテ・シロタ・ゴードンさん
●ソウル・フラワー・ユニオンのライブステージ
●小山乃里子さん&香山リカさんの対談
●若者あつまれ!新世代9条トーク
●平和な未来へ!子どもたちの歌とけん玉パフォーマンス
●世界をつなぐ大合唱、ビデオ上映など
 歌手UAさんからの9条メッセージ
*アリーナ周辺にてパネル展示やブース出店あり

 【9条世界会議は全国で展開されます】
●東京 5月4日〜6日(千葉・幕張メッセ)
●広島 5月5日(アステールプラザ)
●関西 5月6日(大阪・舞洲アリーナ)
●仙台 5月6日(サンプラザホール)

 【会場へのアクセス】
●JR桜島駅よりシャトルバス運行
●JR桜島駅へはJR大阪駅から約15分、JR天王寺駅から約20分
●車での来場も出来ます。(阪神高速湾岸線・北港西を出て此花大橋を渡る)

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(2008年4月23日入力 25日修正)
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