「九条の会・わかやま」 81号を発行(2008年10月4日付) 81号が10月4日付で発行されました。1面は、麻生内閣発足 閣僚には改憲派・「靖国」派がいっぱい、新内閣新テロ法改正案国会提出、岡本三夫氏講演会のお知らせ、九条噺、2面は、「市役所・水道局退職者九条の会」結成、みなべ「九条の会」工夫こらして宣伝、米原子力空母横須賀配備、和歌山市共同センター2周年池田香代子氏講演お知らせ です。 | |
麻生内閣発足 【鳩山邦夫総務相】 「新憲法制定議員同盟」副会長兼常任幹事 【森英介法相】 「日本会議国会議員懇談会」副会長 【中曽根弘文外相】 「新憲法制定議員同盟」副幹事長、「日本会議国会議員懇談会」会長代行、父は中曽根康弘元首相 【中川昭一財務・金融相】 「日本会議国会議員懇談会」会長代行、名うてのタカ派 【塩谷立文部科学相】 「新時代にふさわしい憲法改正」を主張 【舛添要一厚生労働相】 自民党新憲法起草委員会事務局次長として「自民党新憲法草案」を取りまとめた 【石破茂農林水産相】 小泉・福田内閣の防衛相で、イラク、インド洋への自衛隊派兵を推進。自衛隊派兵恒久法の自民党原案(石破試案)作りの中心となった 【中山成彬国土交通相】 「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」会長、「日本会議国会議員懇談会」副会長、9月28日国土交通相を辞任 【浜田靖一防衛相】 小泉内閣で自衛隊のイラク派兵を推進。自衛隊派兵恒久法の自民党原案づくりに関与。「自衛隊派兵恒久法はもはや議論すべき段階ではなく、早期に実現させる喫緊の課題」と主張。父は浜田幸一元衆議員 【河村建夫官房長官】 「日本会議国会議員懇談会」メンバー 【与謝野馨経済財政担当相】 自民党新憲法起草委員会の事務総長として「自民党新憲法草案」をまとめる。「新憲法制定議員同盟」副会長 【野田聖子消費者行政担当相】 8月15日に靖国神社に参拝し、「国務大臣野田聖子」と記帳 ☆
「日本会儀」日本の侵略戦争を正当化・美化する「靖国」派の総本山 「新憲法制定議員同盟」 自民・民主・公明・国民新党などの改憲派議員でつくる、改憲を目的とする議員連盟
インド洋での給油活動を継続する新テロ特措法改正案が29日、国会に提出されました。麻生首相は所信表明演説で「(給油は)国益をかけ、わが国自身のためにしてきた。国際社会の一員たる日本が、活動から手を引く選択はあり得ません」と言い、国連総会でも「テロとの戦い」への決意を表明しましたが、衆院を解散すれば成立のめどが立たないので、「成立させる」とまでは踏み込めないでいます。
講演会「憲法第9条を見る世界の目」 講師:岡本 三夫 氏(日本平和学会理事・元会長) <略歴> 日本平和学会会長、日本学術会議会員、アジア・太平洋資料センター理事などを歴任。現在、NPO法人「世界ヒバクシャ展」理事長、第九条の会ヒロシマ代表、広島修道大学法学部教授 日時:2008年10月11日(土)午後2時~4時 場所:わかやま市民生協組合員ホール (和歌山市大田430-7 TEL:073-474-8640) 入場無料
やや「古い」話で恐縮するが、去る5月、福田内閣は「我が国が完全な主権を回復するに伴い覚書(神道指令)は効力を失ったので(文部省通達も)失効したと考える」との「答弁書」を閣議決定した。「神道指令」(1945年)とは、「国家神道、神社等」に対する政府の関与一切を禁じたもの。文部省も「公立学校の靖国神社等への訪問を禁じる通達」を出した(1949年)▼この閣議決定は、今春、平沼赳夫議員が「質問主意書」を提出し、「(「覚書が失効」なら)学校が主催して靖国神社を訪問してもよいと理解していいか」と尋ねたのに対して、内閣がそれを認めたものだ。要するに、同議員のねらいは「学校あげて児童・生徒たちの〝靖国参拝〟を」推進することらしい▼しかし、問題は「覚書」や「通達」が「失効」したかどうかではない。靖国神社は「大東亜戦争」を美化・正当化し、中国をはじめアジア諸国への残虐極まる侵略で多大な被害を与えたことにも、また、この侵略戦争が日本の国民にも大きな犠牲と苦しみをもたらしたことにも口を閉ざしている。靖国神社が平和憲法に照らしても到底相容れない存在であることは明らかだ▼それにしても「靖国派」は執念深く油断も隙もない。教科書でゆがんだ歴史認識、そして、今度はなんと修学旅行で靖国神社訪問・・・次から次へと懲りない面々に〝喝!〟(佐)
「市役所・水道局退職者九条の会」結成 9月26日(金)、和歌山市勤労者総合センターで「市役所・水道局退職者九条の会」の結成集会が37人の参加で開催されました。 準備会事務局を代表して、経過報告に立った保田禎巳さん(70=水道局出身)が「戦争に賛成する人はいないが、若い人を戦争に駆り出し、ひと儲けしようとする輩がたくさんいる。この会は一番若手で60歳だから、身体を張った運動は無理だが、せめて一人ひとりが憲法九条への意識を高め、孫、子を戦場にやらないよう各自が努力をしよう」とあいさつしました。 記念講演で「憲法九条を守るわかやま県民の会」の坂本文博事務局長は「最近、自公民の改憲派は憲法の話をしなくなった。改憲反対が65%を超える世論を見れば、解散総選挙を控えた今、彼らも慎重にならざるを得ない。しかし、改憲派があきらめたわけではない。護憲の側が気を許したら、いつでも9条に風穴をあけようと狙っている。憲法を守るという一点で共同できる広範な人たちと手をつないで、油断せずにたたかい続けることが大事である」と強調しました。 総会は代表世話人に中森利和さん(69=水道局出身)を決め、もう一人、市役所出身の代表世話人を次回の総会までに決定するとしました。事務局は保田禎巳さんら準備会事務局メンバーが引き続き担当することを決めました。当面主旨賛同者の拡大に努め、元公務員らしく憲法九条への意識向上を主眼に、高齢に配慮した緩やかな活動方針を決めました。
「街宣車」に「ピース・アピール」、工夫をこらして宣伝活動 63年前と同じ暑い8月15日の終戦の日、みなべ「九条の会」は昨年に続き、午前9時から午後4時半まで全町内を街宣車で「戦争は二度とごめんです」と訴えてまわりました。アナウンスの合間には「憲法九条をほめてください」という歌を流して車を走らせました。 また、「ピース・アピール」という街頭宣伝は、第4回目の7月27日はバリューハウス敷地内で、第5回目の8月24日はオークワ前で行われました。バリューハウスでやるのは初めてのことなので店に訪れる方々は、珍しそうに眺めていかれたそうです。オークワ前は女性チームが中心に行われました。参加された女性のみなさんは梅農家なので、梅干しで大忙しの合間をぬっての参加でした。
米原子力空母ジョージ・ワシントン(GW)が25日、米海軍横須賀基地に配備されました。 米原子力空母の海外配備は初めてです。米軍は対テロ報復戦争などの拠点として太平洋重視を進めており、GWもイラク・アフガンで対テロ作戦を続けるものと思われます。日本が対テロ報復戦争の拠点になり、アメリカの侵略戦争に大きく加担するものです。 さらに、GWの原子炉は2基で、合計熱出力は美浜原発1号機に相当すると言います。GWそのものが危険極まりないものです。
記念講演「100人の村から憲法が見えた」 講師:池田 香代子 氏(翻訳家・作家) 日時:10月18日(土)午後1時30分~4時 場所:プラザホープ4階ホール(和歌山市北出島1-5-47 TEL:073-425-3335) 参加整理券500円 高校生以下無料
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(2008年10月8日入力)
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