「九条の会・わかやま」 101号を発行(2009年5月14日付) 101号が5月14日付で発行されました。1面は、県民大署名駅前行動、JC和歌山「憲法タウンミーティング」開催、「9条変えない」64% 朝日世論調査、九条噺、2面は、タウンミーティング参加記、フリージャーナリスト斎藤貴男氏講演①、紀州・九条せんべい 朝日新聞が報道、3面として、WBS和歌山放送・特別番組「憲法を考える」① です。 | ||
県民大署名駅前行動 |
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JC和歌山、「憲法タウンミーティング」開催
朝日新聞憲法世論調査 |
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朝日新聞5月2日付は憲法に関する世論調査結果を発表しました。それによると、9条を「変える方がよい」は26%、「変えない方よい」は64%でした。
【九条噺】
JC「 憲法タウンミーティング」に参加して
平和と平等をあきらめない ① |
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米の片棒を担ぐ麻生政権北朝鮮のミサイル問題には危惧を持つ。マスコミはミサイルと断定し、防衛大臣は迎撃を指示し、PAC3やイージス艦を配備したが、日本国内の雰囲気は、ミサイルが落下してくるかもしれないと言いながら、誰もが非常に楽しそうに話しており、緊張感は全くない。結果残ったのは「有事体制」だ。国が決めたら何の疑問もなく、住宅地にミサイルが設置された。何か言うと袋だたきにあう雰囲気だった。敵基地先制攻撃論が言われ、核弾頭もないのに「核には核だ」とまで言い出した。いつの間にか戦時体制が当り前になった。マスコミは日本のミサイル防衛だけを正義と伝えている。 ミサイル防衛は北朝鮮に備え、突然作ったものではない。アメリカはミサイル防衛で宇宙を軍事的に支配する宇宙軍拡を進めてきた。ラムズフェルド委員会の構想では、2025年までに宇宙に軍事基地を打ち上げて、何かあれば宇宙から地上を攻撃する。宇宙軍拡の一環として日本のミサイル防衛がある。アメリカに向かうミサイルを日本の上空で破壊するのは、日本のために当り前という雰囲気が作られたことが恐ろしい。法律的裏づけも出来つつある。昨年、宇宙基本法が成立した。宇宙開発は軍事利用もOKとなり、安全保障のために宇宙を利用することが可能になった。日本は宇宙軍拡の片棒をかつぐ可能性が高く、この1ヶ月ぐらいで世論形成が出来上がった。 ソマリアの海賊対処法は世論を二分するようなことなのに、いつの間にかとんとん進んだ。日本はもっと根本的な解決を考えてもいいのに、麻生政権はアメリカの言いなりに同じ行動原理で、アメリカの片棒を担ぐだけである。集団的自衛権の行使や憲法の否定であり、そういう方向に行くと考えざるを得ない。 米軍再編計画と改憲 これは日本を取り巻く構造が導いている。その方向は「平和と平等」の反対「戦争と格差」、そういう国にされてしまうということだ。 改憲の前提状況に、06年5月に日米両政府で合意された在日米軍再編計画がある。これは沖縄問題や海兵隊グアム移転などの話に終始しがちだが、実態はこんなものではない。首都圏にある在日米陸海空軍の司令部に陸海空自衛隊司令部が同居し、一体で行動する。横須賀米海軍基地には自衛隊基地もある。米横田基地には自衛隊航空総隊本部が移転し、米軍司令部と同居する。キャンプ座間には日本の中央即応集団という対テロ部隊が同居する。米本国から米陸軍第一軍団司令部の一部が来ており、もし、イランと戦争を始めると日本で指示が行われる。日本国内では自衛隊と在日米軍を分ける考え方は現実離れしている。自衛隊が米軍の一部になった。これをベースに憲法9条を考える必要がある。(つづく)
「紀州・九条せんべい」朝日新聞が報じる |
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戦時中全てが戦争遂行のために統制 ☆
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(田中) 今日は憲法記念日。憲法とは何なのか、憲法はどのようにつくられ、今どういう状況にあるのかを、実際に戦争を体験し、人権活動を積極的にされている月山桂弁護士のお話をお聞きし、考えたいと思います。 | ||
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(2009年5月16日入力 18日文字色修正)
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