「九条の会・わかやま」 102号を発行(2009年5月24日付)

 102号が5月24日付で発行されました。1面は、「和歌山市ひがし九条の会」総会、「九条の会・かつらぎ」総会、We Love 憲法 浅井基文氏講演①、九条噺、2面は、フリージャーナリスト斎藤貴男氏講演②、3面として、WBS和歌山放送・特別番組「憲法を考える」② です。
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「和歌山市ひがし9条の会」が総会

 5月10日、東部コミュニティーセンターで「和歌山市ひがし9条の会」第2回総会が開かれました。日野のぞみさん、神谷米子さんの歌唱指導でオープン。総会では、呼びかけ人の舩橋利理さんから北朝鮮のロケット発射やソマリア沖の海賊行為に対し、国民的な論議がないまま自衛隊が出動することの危険性が話され、事務局から「戦争体験を聴く会」が48名の参加で成功したことや地域署名が7回取り組まれたことが報告され、活動方針では会員を現在の5割増しにする、他の9条の会との交流に参加する、独自に講演会や「9条まつり」に取り組むことが確認されました。
 由良登信弁護士から「自衛隊の海外派遣と憲法改悪のたくらみ」と題して記念講演があり、「何時でも、何処へでも」自衛隊を派遣する動きが国民的な論議もないままに進められている。「海賊行為対処法案」では、地域も期間も限定がない、武器使用も制限がない。この法律は今までの政府見解を大きく踏み外していることは明白であり、許すことの出来ない改憲派のたくらみが指摘されました。

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「九条の会・かつらぎ」が総会

 5月9日、妙寺公民館で「九条の会・かつらぎ」の総会が開催されました。80人が参加し会場は満員でした。総会に先立って「読みきかせ九条の会」による「語り」と「朗読」が行われ、1部は「春の雨」「でっちの久やん」「おしょぶ池」「冬の月」が「語り」として披露されました。今回の読みきかせは、和歌山県内の民話や創作された作品を語ったものです。和歌山弁が胸にしみ入り、作品世界の中に導き入れてくれ、一人芝居のような、一人のラジオドラマのような、さまざまな感じを聞く人に与えてくれるものでした。2部の「〝消えた〟残雪のような希み」と題する4人の演者による朗読劇がスライドとギターの伴奏付きで上演されました。この作品は、田辺利宏さんの従軍詩集の朗読を軸に構成されたもので、中国戦線を西に東に行軍したときの出来事や思いが自由詩に込められたものでした。田辺さんの胸が中国軍の銃弾に射抜かれ命を落とすまでを描いた朗読が、深い印象と余韻を会場に残しました。
 総会は、平和行進や九条まつりへの取り組み、署名統一行動の提起、「月光の夏」の上演への参加要請、毎月の9の日統一行動の提起などが提案され、承認されました。

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5月の風に We Love 憲法
オバマ頼みでは世界は変わらない
アメリカの世界戦略と憲法9条 ①


 5月9日、プラザホープ(和歌山市)で「憲法9条を守るわかやま県民の会」主催の講演会が開かれ、浅井基文・広島平和研究所所長が「アメリカの世界戦略と憲法9条」と題して講演されました。講演の要旨を3回に分けてご紹介します。今回は1回目。

広島平和研究所所長・浅井基文氏

 オバマ政権の世界戦略、対外政策がどうなるのか、日本との関わりでどういう方向に行くのか、その中で日米関係をどのように位置付けようとしているのかが重要な意味を持つ。その点を正確に見極めないと、日本はアメリカを含む国際社会とどう関わるかという方向性を考えることもできない。
 オバマ政権の政策は、国内政治は大きな変化が起る可能性がある。彼は人権・民主・人間の尊厳に拘りを持っている。国内政治の重点のエネルギー、教育、社会保障(特に医療)の3つの内、2つは人権・民主・人間の尊厳に関わる問題だから、意欲、方向性からも注目される対応があるのではないかと考えられる。では、これらの姿勢が国際政治の方にも反映されるかというと、そう簡単ではない。ホワイトハウスのウェッブサイトで20の政策を宣言している。
 同盟関係では、同盟国との強力な結びつきを維持するとはっきりと述べている。特に日本との同盟はアメリカのアジア政策の基礎であり、アジアの安定維持に不可欠であると明言している。オバマ政権の下でも日米同盟関係を重視する方向は明らかだ。
 核戦略では対テロリスト対策が主である。そのために核物質の国際管理システム作りをあげている。そして、核拡散防止を主眼とするNPTを重視している。NPTの3本柱は、核保有国の核軍縮、核拡散防止、原子力の平和利用だが、核拡散防止を破る国が出るのを防ぐためにNPTを強化することに力点がある。核兵器廃絶を言うが、それを目指して動くところまでは踏み込んでいない。核兵器が存在する限り核抑止力を堅持すると言っている。道義的責任とどういう関係になるのかを考えなければ、正確な理解は得られない。核兵器廃絶と抑止の関係は、廃絶は将来のことで、抑止力を強調するものだ。オバマは違う、何かやってくれると思うのは、あまりにも早い結論だろうと思う。
 中東・イラン問題では、イランに対してイスラエルの安全を脅かされないように強く臨む姿勢が出ている。ただ、オバマになり、イランとの直接交渉に踏み込み、国際的査察を受け入れるならウラン濃縮の権利も認めると公然と言い出している。
 北朝鮮については、ひとことも触れていない。政策的優先順位が極めて低いが、ロケット問題で取り組まざるを得なくなった。4月13日の安保理議長声明は米中の合作で、「6者協議が重要だ。今までの6者協議の合意事項を履行すべき」と言っている。合意事項は北朝鮮の核施設凍結と他国の重油20万トンの支援だが、日本の実施は0%だ。議長声明は、みんなが約束を履行せよと言っており、日本も例外ではない。拉致で大騒ぎして聞く耳を持たない日本の姿勢はオバマ政権にも違和感を持たれ、国際的に孤立しかねない。
 オバマ政権の対外政策、国際戦略は、確かにブッシュ政治の一国主義、軍事力偏重を清算し、多国間主義、外交を前面に押し出す方向性は出ているが、それはいい方向に行くのか。私の見る限り新しい方向性や、国際政治では人権・民主・人間の尊厳も出てこない。ということは伝統的なアメリカ流の権力政治に戻ろうとしている。基本線は同盟関係重視への回帰、多国間主義と言ってもアメリカが中心となったものだ。結局、オバマ頼みでは世界は変わらないという結論は今の時点では不可避であろうと思う。(次号に続く)

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【九条噺】

 東京の国立博物館に〝長期滞在中〟の国宝阿修羅像がたいへんな人気らしい。過日の新聞によると「阿修羅ファンクラブ」までできているとか。かくいう筆者もこの像に魅せられた一人だ。もう四半世紀も前のこと。興福寺(奈良)で初めて対面した時は驚き、思わず見入ってしまった。確かに、広隆寺(京都)や中宮寺(奈良)の弥勒菩薩など、美しい仏像は少なくない。しかし、この阿修羅の、愁いや哀しみをこめ、しかも清新で真摯な表情は他にない魅力だ▼阿修羅は本来 〝戦を好む鬼神〟とされてきたが、釈迦の説法に〝改心〟して、その教えを学んで釈迦の守護神になったといわれ、この像は、過去の罪業を悔い、平和と救済を求める姿として奈良時代に造られたという。阿修羅像は今、生命を尊び、差別や戦を排した仏教本来の教えにそって、平和と寛容の精神を世界に発信しているようにも思う▼過日、新聞の投書欄に、この阿修羅を描いた絵手紙が掲載され、そこに「アフガン イラクの子どもたちに平和を」とあった。この日、アフガンでは、アメリカの空爆によって、女性や子どもたちを含む120人余の市民が死亡した、との報道も。一回の攻撃による民間人死者数では過去最大という。クリントン国務長官は「誠に遺憾」としたが、野蛮な武力行使の即刻中止以外に悪の連鎖を断ち切るすべはない。この日の阿修羅像には哀しみと怒りがただよっていたに違いない。(佐)

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平和と平等をあきらめない ②
フリージャーナリスト・斎藤貴男氏


 4月28日、青年法律家協会和歌山支部主催、フリージャーナリスト・斎藤貴男氏の講演会「平和と平等をあきらめない」がありました。その要旨を2回(予定)に分けてご紹介します。今回は2回目(最終)。

軍産複合体を目指す日本

 何故そうなるのか。アメリカが世界戦略の一環として属州としての日本を基地として有効活用することが、完成に近づきつつあるということだ。また、日本にも戦争をしたいという意思もある。日本の製造業は人件費が高く競争力が低下し、工場を海外にシフトし、海外に権益が拡がった。そこは後進国で政治が不安定、国内なら考えずともよいリスクに外交努力と企業努力で対抗するだけでなく、何かあれば軍隊に戦ってほしいということだ。この考えは90年代から高まり、00年代より経団連も言い出した。軍産複合体、軍事力と産業が一体となり国力を増進させるという考え方が定着してきた。何のことはない、帝国主義だ。戦前はまず軍隊が出て軍事支配をし、そこに企業が後から出て行った。順序は異なるが、自由経済ではグローバル企業が出て行き、問題があれば軍事力で鎮圧する。この発想は公には語られないが、アメリカもヨーロッパもやってきた。その中に日本も入りたい、大国になりたいということだ。

計画的に作られる格差・貧困

 格差・貧困は計画的につくられている。95年に日経連が作った「新時代の日本的経営」は問題を全て人件費に絞った。人件費は世界最高水準になり、人件費を抑える必要がある。本当は人件費より前にバブル放漫経営があった。高収益を株や土地の投機に注ぎ込み、バブル崩壊で不良債権になった。それを埋めることに追われて業績が悪化したが、経営責任は棚上げされ、経営者は居座った。この時、日経連は国内の雇用の階層化を強調した。終身雇用・年功序列から、①長期能力蓄積型従業員②高度専門能力活用型従業員③雇用柔軟型従業員の3通りに分け、③は「雇いたい時に雇い、不要になったらクビにする」が問題にならない働かせ方で、非正規雇用の自由化が進み、勤労人口の35%になった。彼らは給料が安いだけでなく、人間として下の身分の存在だとされてきた。これが雇用改革の実態だ。非正規労働者だけでなく正社員も「名ばかり管理職」など人件費削減対象になっており、自殺、過労死も増えている。
 今の教育改革の発想は、「企業に入れば、その時から身分が分かれている。子どもの時からあまり平等だと思ってもらっては困る」「ガキの頃から分をわきまえて生きよ」を子どもの時から叩き込めというものだ。これも構造改革の中で出てきた「競争原理、市場原理、自己責任原則」だ。スタートラインは同じではない。最初から恵まれた人が勝つシステムが構造改革だ。
 格差が広がり、貧困への国民の認識が広がった。しかし、「かわいそうな人をどうにか」に矮小化されてはならない。構造改革の差別性をどうにかしないと、どうにもならない。格差・貧困と戦争ははっきり結びついている。就職ができないので自衛隊に入隊する人が激増している。アメリカでも貧しい家庭の若者は軍隊に行くしかない。徴兵制より、格差社会を広げて貧しい人が自発的に戦場を志願する方が早いと思っている。

本当の意味の平等を考えよう

 自民党新憲法草案は国民の責務がやたら多い。憲法はいつから国民の責務を定めるものになったのか。民間憲法臨調は「国民論の視点を持とう」という。どういう国民であるべきか、これは憲法の視点に真っ向から対立する考え方だ。憲法は近代立憲主義に導かれている。国家権力は強大だから憲法でタガをはめて、暴走を防ぐものだ。自民党草案は、「国家権力の下でいかなる国民になるべきか、理想の国民像を定める憲法にしたい。国民主権は強制するのではなく、ひとりひとりの国民が自発的に考えるべきだ」というものだ。
 どうすればよいか。大事なことは人間の命。戦争を否定することから出発する。「経済成長優先」という手段からではなく、目的から考える必要がある。戦後の日本は全て正しかったか。それも違う。9条によって自衛隊は海外で戦闘行為はしなかったが、日本は戦争と無縁であったか。戦後の復興、世界第2位の経済大国をもたらしたのは、朝鮮戦争やベトナム戦争ではなかったか。今こそ9条の精神を本物にしよう。本当の意味で平等ということを考えようではないか。そうすることによって、今までよりもっとハードルの高い厳しい道を選ばないと、私たちは人間としてどうなのかと思わざるをえない。(おわり)

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戦時中全てが戦争遂行のために統制
 WBS和歌山放送・特別番組「憲法を考える」②
  月山桂弁護士 (当会呼びかけ人)、田中志保弁護士が出演


 5月3日憲法記念日の12時から20分間、WBS和歌山放送が「憲法9条を守る和歌山弁護士の会」の提供で特別番組「憲法を考える」を放送しました。その内容を2回に分けてご紹介しています。今回は2回目。

(月山) さらに、主計とすれば無条件降伏で、武器、弾薬その他の軍需物資を全部きれいに引き渡さなければいけない。そのための準備が大変だったんです。終戦処理の時に、私は自分の家が船戸の方にあったんですね。それで丸栖を通って御殿山をショートカットするような格好で自分の家に帰っておったんですけれど、その帰る途中、真正面には紀泉国境の山が、右の方には金剛山、葛城山、左の方には高積山の方になっていくんですけれども、その間に紀の川が一本流れている訳ですね。流れていると言いましても、あるところでは広くて、あるところでは狭くなって、紀の川だということが分かる程度に白い帯が流れておる。それ以外は全く真っ暗闇なんです。それがその当時の紀の川の状況だったんですね。それを毎晩毎晩見ながら家に帰ったものです。ところが終戦になりましてからね、2日経ち、3日経ちする間に、それまで真っ暗に沈んでおった紀の川平野が、町並みが2つ、3つ、こちらには3つ、4つというふうに灯火が蘇ってきたのです。まったく驚きだったですね。
(田中) 家の暗幕が開けられたということですか。
(月) そうそう。それまでは各家毎に空襲に備えて電灯の暗幕を垂れ下げておるんですね。その暗幕がただ単に空襲のためというだけでなく、その当時の国民のすべての欲望というものを遮っていた、そういう状況を象徴するものだと思うんですけれど。何にもかも全部閉ざされておるところに、電灯が蘇ってきましてね、その情景を見ておる間に各家毎におばあちゃん、おじいちゃんがその電灯の暗幕をひとつひとつ解いていく情景が蘇るんです。ああ、本当に平和が蘇ってきたということで、思わず涙が滲んできたのを覚えています。これが本当の平和だと、もうこの平和は二度と失いたくない。今から思えば、そんな感じになるかなということになるかもしれないけれど、ずっと2年、3年と堪えてきた国にとって平和が蘇ったという気持ちがしました。
(田) 今振り返られて、その時が何よりも一番抑圧されて、戦争が終わって平和になった。それを心の奥底から実感した瞬間と、そういうことになるということでしょうか。先生にとって終戦というのは戦争からの解放、軍国主義からの解放、そういうものになってきたということでしょうか。
(月) うん、そうです。国民全部にとりましてね、敗戦という、何か悔しいような表現になりますけれど、当時の国民からすれば、ああ戦争が終わってよかった。もっと端的に言えば、軍国主義の象徴である軍隊が負けた、日本が負けたということについてはね、ああよかったという、そういう感じで受け止めましたね。
(田) 軍国主義からの解放ということですけれども、軍国主義から解放された後に制定された現在の憲法については、どのように今お考えでしょうか。
(月) そうですね。日本の新憲法は敗戦、原爆による広島・長崎の破壊、東京を始め国内主要51都市全てが焼夷爆弾で焼き尽くされ、その瓦礫の中から立ち上げられたものと言えます。数百万の国民、2千万とも言われる近隣諸国の人たちの血の贖いによって勝ち取られたものです。あの悲惨な戦争を体験した国民としまして、再び戦争の惨禍を招くことがあってはならない、近隣諸国の人たちを再び不幸な災難に遭わせてはならない、そういった思いから二度と戦争はしない、戦争を放棄する、軍備は持たない、そう決意して作り上げたものです。憲法の基本3原則は民主主義、基本的人権の確立、平和主義、これら3本の柱と言われておりますが、これは単に連合軍の押し付けでは決してなく、軍国主義による悲惨さを味わった日本国民自身の心からの反省と願望に合致するものと思います。
(田) では、そうして勝ち得た現在の憲法なんですけれど、これを取り巻く情勢については今どのようにお考えでしょうか。
(月) 今政府は経済大国だけでは満足しないで、軍事力を備えた政治大国になりたい、そんな野望を抱いて憲法を改正して、9条をなきものにしようとしております。しかし、国民の大多数は政府与党の期待に反しまして、憲法改正に賛成ではありません。政府与党はそのような世論の大勢を知って、表から憲法改正に踏み出すことが出来ないで、裏で密かに自衛隊を世界屈指の軍隊に作り上げました。そして人道支援の名の下に陸上自衛隊をイラクへ派遣し、海上自衛隊にはインド洋で給油活動を行わせ、また、ソマリア沖まで出て海賊船を武器で攻撃することを許すことにしております。もう憲法に違反することは明らかと言わなければなりません。私たちは政府与党の真正面からする憲法改正の企てを阻止しなければならないことはもちろんですが、政治権力を濫用した、卑劣ななし崩し的な憲法改正行動に対しましても国民の声を結集して、明白にNO!と叫ばなければならないと思います。これが次の世代に平和を引き継ぐ私たちの使命だと思います。今日本が目指すべき先は、軍事力を背景とした政治大国になるのではなく、豊かな人権大国ではないでしょうか。人権大国日本、平和を希求する日本、日本を地球に輝くものとすることができるのは、この9条を始めとする現在の平和憲法です。憲法9条の下に第2次世界大戦終了後60年もの間、国民は戦争で血を流すこともなかったし、他国民を傷つけることもなかった。現在の9条を正しく固く守れば、明るく幸せに満ちた、夢の多い日本の未来を望むことができると、私はそう確信しております。
(田) はい。たくさんの人の悲痛な思いが凝縮され、今後二度と戦争をしないとの誓いを元に作られた現在の憲法、今日この日、憲法記念日にこのラジオを聞いたことを縁に、少し思いを馳せていただければ幸いです。月山先生ありがとうございました。
(月) ありがとうございました。
(おわり)

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(2009年5月23日入力)
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