「九条の会・わかやま」 114号を発行(2009年10月27日付) 114号が10月27日付で発行されました。1面は、「アメリカばんざい」に321人、『憲法9条の歌』あれこれ、九条噺、2面は、ピース9の会『パープルの集い』、イラク特措法による自衛隊空輸の情報開示、「近畿ブロック交流集会」分科会・分散会内容決定 です。 |
|
「アメリカばんざい」に321人 ☆
大学に行くために海兵隊へ 藤本幸久監督講演① |
|
どうしてもアメリカに行って撮影しなければならないと思ったのは沖縄・辺野古に行ったからだ。辺野古にはキャンプ・シュワブという海兵隊基地があり、米軍が訓練しているのを目にする。海兵隊員たちの顔を見ると、実に若いというか幼い顔をした若者が軍服を着ている。それを見て疑問に思ったのは、10代後半か、20代そこそこの若者が何故沖縄にいるのか、何故海兵隊員になったのかということだ。海兵隊というのは日本を守るための部隊ではなく、沖縄から外国に出かけて一番厳しい戦場に送り込まれる部隊だ。イラク戦争でもファルージャを包囲し数千人のイラク人が殺されたが、その最前線を務めたのも沖縄から行った海兵隊だ。だから沖縄から行った海兵隊員の中にも多数の死者が出ている。半旗が掲げられている時があり、それは海兵隊員たちが亡くなった時だ。戦場に行って死ぬかもしれない、今、戦争の時代に何故高校を出たばかりの若者が兵士になったんだろうということを知りたくてアメリカに行った。
「憲法9条の歌」あれこれ ☆
平和の歌「ピース・ナイン」 一、鳩は平和を運ぶ鳥 九の鳥と書くのだから カタルニアの鳥も、日本の鳥も ピース、ピース、ピースとさえずる この世は九で十分なのさ 鳩は世界の空で鳴け ピース、ピース、ピース、ピース、ピース・ナイン 二、九条は平和を運ぶ花 戦争放棄を謳ってる コスタリカの花も、日本の花も ピース、ピース、ピースと咲いている この世は九で十分なのさ 九条よ世界の庭で咲け ピース、ピース、ピース、ピース、ピース・ナイン ☆
スペインの有名なチェロ奏者パブロ・カザルス(1876~1973)はフランコ政権の独裁の中でフランスに亡命し、後にプエルトリコに移住。71年に「国連の日」のコンサートに招かれ、カタルニアの民謡「鳥の歌」を演奏。その時彼は「カタルニアの鳥は、ピース、ピースと鳴くんだ」と言ったそうである。「ピース・ナイン」の歌詞「カタルニアの鳥」はそんな逸話を元にしている。 *コスタリカの花 中米の小国コスタリカは49年公布の新憲法21条に「常置機関としては軍隊を置かない」と定めた。これによりコスタリカは、福祉・教育にお金を割くことが出来るようになった。コスタリカの人びとは平和を愛し、誰も軍隊を持たない事を残念に思っていない。
【九条噺】
ピース9の会「パープルの集い」開催 |
|
10月3日、午後2時から4時過ぎまで、カトリック屋形町教会で、ピース9の会「パープルの集い」が開かれました。 |
|
(右端が宮本さん) | |
06年7月以降、米兵が67%、バグダッド空輸47% |
|
イラク特措法に基づき、空自の輸送機3機が04年3月から08年12月まで、クウェートを拠点にバグダッド空港などイラクの空港に国連や多国籍軍の兵士、物資を空輸しました。名古屋高裁は昨年4月、「バグダッドはイラク特措法でいう『戦闘地域』に該当し、多国籍軍を空輸することは他国の武力行使と一体化し、武力行使を禁じているイラク特措法と憲法9条に違反する」と違憲判断を下しました。
「九条の会」近畿ブロック交流集会、分科会・分散会内容決定 |
|
| |
(2009年11月3日入力)
| |
[トップページ] |