「九条の会・わかやま」 194号を発行(2012年6月22日付) 194号が6月22日付で発行されました。1面は、5月の風にWe Love 憲法 橋下氏は真の「日和見主義」(名古屋大学名誉教授・森英樹氏 ③)、「田辺9条の会」第8回総会&講演会、今 大阪では何が?(大阪歴史教育者協議会委員長・小牧薫氏)、九条噺、 2面は、各派から続々改憲案 この異常、3面は、自民党の憲法改正草案の問題点② です。 | ||
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5月の風に We Love 憲法 |
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橋下氏の手法は、どうすれば支持が調達できるか、何で民意を調達できるかだけだ。そのために「あれこれ手を打ってみる」「下手な鉄砲も数撃ちゃ当る」「賞味期限が過ぎると、次」という「手を替え品を替え」方式だ。大阪の大衆文化的な「乗り」を十分に利用しているに過ぎない。橋下氏の政策は確かに多くは右的であるが、判断基準は民意の調達が何によって出来るかなので、内容上、首尾一貫した思想性は乏しい。その意味では文字通り「その日の日和で行動を決める」という真の意味での「日和見主義」だ。自分の信念に固執する名古屋市長は日和を見ないので、橋下氏とは距離がある。ただ、橋下氏の政策の振幅の酷さの点では、このところ「脱原発依存」を掲げ、それなりに評価されている。これも民意の多数派が今どこにいるのかを彼なりに見極めた上で、今は「脱原発依存」で多数が形成できるという読みでやっていると思われる。世論が橋下を変える、世論が橋下をダメにするという側面を見落としてはならない。論理はどんどん変わり、「脱原発依存」も最近では最後は選挙で決めると主張している。彼は「原発の安全は政治が判断してはいけない」と言っていたのに、選挙という多数決政治で判断できるという矛盾になる。大飯原発再稼働問題でも最近は、電力不足を早くも前提にして、市民に対して我慢できなければ再稼働だと、一種の恫喝発言に切り替えてきた。
「田辺9条の会」第8回総会&講演会開催 |
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「田辺9条の会」第8回総会&講演会が6月3日、田辺市・東コミュニティーセンターに30名が出席して開かれました。総会では11年度活動報告・会計報告が行われ、「事務局の増員」や「今、必要な活動を捉えた方針立案」などの意見が寄せられました。 ☆ ☆ ☆
今、大阪では、何が? 大阪歴史教育者協議会委員長・小牧 薫 氏 |
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今、大阪では、橋下「維新の会」によるハシズムが進行している。橋下市長は「強い力で改革」を掲げ、昨年6月には「独裁は必要」と発言した。橋下市長を持ち上げるメディア、「行列のできる法律相談所」「たかじんのそこまで言って委員会」でタレントと親交を深め、「橋下ヨイショ組」の行列状態がつくられ、口汚い発言を持ち上げ続けている。そんな中、「ウソとハッタリ」で様子を見て、その後、軌道修正をする、これが彼のやり方の基本だ。
【九条噺】
各派から続々改憲案、この異常 |
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※自民党草案は本紙193号、194号をご参照ください。
自民党の憲法改正草案の問題点② |
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(2012年6月22日入力)
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