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「戦争展わかやま2018」開催
「平和のための戦争展わかやま2018」が7月28日~29日、プラザホープ(和歌山市)で開催されました。
(生協コーラスみらい)
(柳澤協二氏講演)
28日の午後は、4Fホールで、生協コーラスみらいの合唱で始まり、つづいて、国際地政学研究所理事長・元内閣官房副長官補・柳澤協ニ氏が「戦争危機の時に考える平和への道筋」と題して講演をされました。柳澤氏は9条に自衛隊を書き込むことについて、「自衛隊を国民が支持するのは、災害救助活動とともに『一人も殺さない・戦死しない』からだ。安保法制をまじめに実行すれば国会の承認もなく日本が戦争に踏み出す可能性がある」「相手に恐怖を与えることによる戦争の誘因を作らず、他国の戦争に関与しない専守防衛という戦略を採るべきだ」「国を守るとは、国民主権、基本的人権、平和主義という憲法が指し示す国のあり方を守ることだ」と訴えられました。(講演要旨は次号より掲載予定)
(2Fギャラリー)
(中学生のための『慰安婦』展)
2Fギャラリーでは28日~29日、パネル等の展示が行われました。メインは「中学生のための『慰安婦』展」。「日本軍『慰安婦』制度とは」「どのような女性たちが、どこへ連れていかれたのですか?」「慰安所の生活はどのようなものでしたか?」をはじめとする展示が行われ、「慰安婦」制度を実施した旧日本軍と当時の政府を告発しました。それ以外には、和歌山に関係する「大逆事件(新宮グループ)」「第5福竜丸」「満蒙開拓団」「友ヶ島戦跡」「和歌山大空襲」などのパネル展示も行われ、戦時中の事物も展示されました。28日の午前は、4Fホールで「ピース・ライブ」が行われ、北野亮/SEIZY/藍田真一/TOY・BOXのみなさんが、平和の歌を中心に披露し、各グループの歌とトークを楽しみました。
(「大逆事件」展示)
(戦時中の事物)
(「和歌山大空襲」展示)
(「進む戦争準備」展示)
28日の午後からは、2F多目的室で学生たちのブースとして「4つのテーマで戦争について発表します!」が行われ、和歌山大学社会科学研究会の学生らが、戦争の悲惨さや日本による侵略戦争の実像などを報告しました。
29日の午前は、2F多目的室で「つくしんぼ」と「紀州民話・アラオの会」の朗読、「私の戦争体験」の語りが行なわれました。
(ピース・ライブ)
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「和歌山市ひがし9条の会」総会開催
前日から降り続く豪雨で、大雨洪水警報が出ていた7月7日の総会開催となりました。朝から中止にしないのですかとの問い合わせもあり、心配をしていましたが開催時間には準備していた資料35部が全部なくなりました。
開会の挨拶で、呼びかけ人の古田光明氏(生協病院院長)は、「安倍首相はアメリカから軍備品を爆買いしており、年間3000億円だ。2035年には和歌山県の高齢化率は50%を超えるといわれている。介護の職員不足も大変なことになる。職員を増やすことに使えば少しは解消する」と話されました。
総会では、安倍首相は憲法の改悪に執念を燃やしているが、その根は3つある。1つ目は皇国史観に基づく「美しい国」づくり、2つ目はグローバル化する企業の海外進出に伴う軍事力によるバックアップ要請、3つ目は経済力の陰りで「口は出すが金は出さない」アメリカの、自衛隊の海外での任務拡大要求、があるのではないかとの情勢提起をうけて、経過報告と「安倍9条改憲NO!3000万人署名」の引き続く取り組みなど活動方針が決められました。
2部は、うたごえオールスターズの皆さんと、中北幸次氏による「沖縄に心よせて……」創作曲「辺野古崎の風に吹かれて」は、辺野古に新基地をつくらせないと座り込みを続ける90歳の「おばぁ」の聞き取りからの作品です。3歳でサイパンへ移住、16歳の時に沖縄普天間へ、米軍の艦砲射撃が始まり、米軍に捕まり収容所へ(収容所は難民キャンプそのもの)、1~2年で里に帰ると、そこはフェンスに囲まれた米軍基地だった。
「雨の記憶」は、13歳から16歳までの少年で編成され、沖縄で壮絶なゲリラ戦を戦った「護郷隊」の一少年兵の告白を取材し作詞したものです。
歌詞の一部を紹介します。
「友だちが倒れても 悲しむこともなく/山に隠れて/ひもじさに耐え/雨に打たれてふるえ/ただみじめだった/こわれた心を 胸にしまって/何も語らず生きてきた 70年の日々/月桃の花咲く 雨の季節/思いだすのも つらい記憶が蘇る/雨の記憶」(事務局長・石垣保さんより)
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【九条噺】
東京新聞が、マッケルウェイン東大准教授の憲法条文の比較研究を紹介している▼日本国憲法は現存する憲法の中で、1回も改正されていない「未改正憲法」として世界で最も長い歴史を持つという。「未改正憲法」の存在期間は平均7・2年。日本国憲法はその10倍も続いている極めて珍しい存在だという。准教授は、その理由を人権規定の多さと指摘する。日本国憲法は17。現存憲法の平均は15.8だが、日本国憲法以前の憲法267本の平均は9.8。日本国憲法制定当時は、進歩的で、今でも十分世界に通用する水準という。人権規定が充実しておれば、国民は変える気になり難いのは当然だ▼日本国憲法は「世界一の平和憲法」と言われ、最大の特長は「戦力不保持・交戦権否認」だ。現存憲法の93.1%は軍隊の存在を明記しており、書いていないのは、日本以外は欧州の小国や太平洋の島国など6.9%。「日本国憲法には軍の最高司令官や兵役、軍事裁判所もない。全部ない憲法はすごく珍しい」と指摘する▼一方、改憲の議会承認は、衆参両院の3分の2以上の賛成が必要とする日本国憲法は「一番スタンダード」と准教授▼自民党は、71年間一度も改正がされておらず、時代にそぐわないと主張したり、「3分の2」を過半数に変更することを企み、「裏口入学」と批判された▼「長いから改憲が必要」なのではない。「改憲の必要がないから長い」のだ。9条はもちろんのこと、今、全条項を変える必要は全くない。(南)
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5・3 若者アンケート2018 全国結果
『憲法運動』2018年8月(№473)号より
(憲法改悪阻止各界連絡会議《憲法会議》発行)
回答数:全国計410人 平均年齢:21歳
■北海道 4/29 札幌大通り公園 ■滋賀 5/03 Oh!ME大津テラス前
■東京 5/03 渋谷駅ハチ公前 ■大阪 5/03 阿部野橋歩道橋周辺
■神奈川 5/03 桜木町駅前 ■熊本 5/03 熊本市下通パルコ前
5/03 相模大野駅北口 ■岡山 5/03 岡山駅西口さんすて
■愛知 5/03 名古屋ナナちゃん人形前
※シール投票にて実施
Q1.5月3日は何の日?
Q2.憲法についてどう思いますか?
Q3.9条についてどう思いますか?
Q4.9条第2項についてどう思いますか?
Q5.安倍首相は9条を変えると言っています。どう思いますか?
Q6.平和のためにできることがあればやりたいですか。
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