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戦争させない! 9条壊すな!
戦争法強行から5年
安保法制成立から5年の9月18日夕、JR和歌山駅前「わかちか広場」で「戦争させない!9条壊すな!和歌山共同行動」が行われました。
オープニングは「憲法と自衛隊」「6分でわかる集団的自衛権」などのDVD上映。続いて「TOY・BOX」が平和への願いを込めて「サライ」「ヒロシマのある国で」「世界が一つになるまで」など5曲を熱唱しました。
平和フォーラム・板谷氏の司会で開会し、県地評議長の琴浦龍彦氏が開会挨拶をし「安倍首相は退陣したが安倍なき安倍政治が続く、この集会を機に、安保法制廃止、9条を守る運動を進めよう」と訴えました。スピーチに移り、憲法9条を守る和歌山弁護士の会・9条ネットわかやまの藤井幹雄氏は、沖縄新基地建設強行を批判。九条の会・わかやまの柏原卓氏は平和と生活を壊した安倍政治の継承を許さない世論をとの訴え。安保関連法に反対するママの会@わかやまの馬場潔子氏は、生活に根差す具体的問題点を披露。平和と憲法を守りたい市民の声の松浦攸吉氏は、憲法を守る街頭署名を始めてから現在までを話されました。
「まさ&まさ」の歌メッセージ「上を向いて歩こう」「島人ぬ宝」もあり、県地評の杉勝則氏が5年間を振り返るスライドを紹介しました。最後に平和フォーラム代表の裏野勝也氏が閉会挨拶をして終了しました。
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党名「立憲民主党」/代表・枝野幸男氏
合同新党名は「立憲民主党」、代表に枝野幸男氏が選ばれました。
枝野氏は、新党が目指す社会は「新自由主義的な社会を変え、再分配機能を取り戻す、命と暮らしを守る支えあう社会」と、また、党名「立憲民主党」は「ルールを守り、個人を尊重する立憲主義を掲げたたかう党」と訴えました。自民党とは、「立場の違いを超えて国会で連携する各党のみなさんと、引き続きさらに深い連携をしてたたかっていく」と述べ、首班指名では野党は枝野氏に投票しました。
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安倍首相退任に九条の会世話人からの一言
浅倉 むつ子 氏 (早稲田大学名誉教授)
安倍政権の7年8カ月を思い起こすと、残された「負の遺産」の大きさに愕然とするばかりです。しかし、うかうかとしてはいられません。新型コロナの感染拡大のなか、世界中に暴力がはびこり、人々が相互に分断されている今こそ、私たちは、透明で、思いやりに満ちた、理性の政治を取り戻さなければならないからです。
池内 了 氏 (名古屋大学名誉教授)
安倍首相の辞任表明は、「責任を感じる」とか「手を携えて」と言いながら、国民の求めに誠実に応えようとしない安倍政治の行き詰まりの表れと言えるでしょう。集団的自衛権を容認し、専守防衛をかなぐり捨て、9条改憲を実現する、その強権的な姿勢が後任者に受け継がれないよう、安倍政権に対したのと同じ厳しい目を向け続けましょう。
池田 香代子 氏 (ドイツ文学翻訳家)
全国戦没者追悼式で、積極的平和主義という言葉を久しぶりに聞いた。平和学のいう平和主義の簒奪(さんだつ)だ、と怒る人もいるが、主義がつくのとつかないのとでは、意味が異なる。英語だと前者はpositive peace、後者はproactive contribution to peaceだ。pro はあらかじめ、activeは行動する、つまり敵基地攻撃の正当化だ。集団的自衛権容認から続く戦争できる国への地殻変動的変化を、最後に宣言したつもりなのだろうが、これを無効化するのが今後の私たちの課題だ。
伊藤 千尋 氏 (ジャーナリスト)
安倍退陣の背景は一目瞭然です。モリカケ桜に黒川と続出する不祥事の弁明に疲れ、コロナには打つ手なし。9条改憲ももはや無理とあきらめた敗北宣言にほかなりません。
悪しき政権をついにダウンさせた市民力を、我々は誇っていい。今後は安倍の後継にとどめを刺し、9条を日本に根付かせ世界に広める運動を展開しましょう。
高遠 菜穂子 氏 (イラク人道支援ワーカー)
集団的自衛権容認、安保法制成立、武器輸出3原則の撤廃。この7年8カ月で私が最も焦りと不安を感じたのは、海外メディアでも特に大きく報じられたこれら3つです。「平和主義から軍国主義へ」「平和主義を棄てた」といった見出しに衝撃を受けました。でも、これだけの難局にあって、憲法九条を守り切ったことは誇っていいのではないでしょうか。全国に広がった「九条の会」のみなさんの働きのおかげだと思います。この後も全く気は抜けませんが、新しい日本をデザインする気持ちで頑張りたいですね!
清水 雅彦 氏 (日本体育大学教授・憲法学)
戦後最悪の安倍政権の下、一時は国会で改憲勢力が3分の2を超えていました。しかし、九条の会の活動や労組と市民と野党の共闘があったからこそ、改憲を拒むことができました。とはいえ、戦争法は制定され、改憲策動も続くでしょう。
であれば、共闘を発展させ、政権交代により戦争法の廃止と憲法理念の実現を目指していこうではありませんか。
山内 敏弘 氏 (一橋大学名誉教授)
安倍首相は、退陣表明の記者会見で、国民的な世論の盛り上がりなしには改憲は進められないことを痛感したと述べた。全国各地の「九条の会」などによる広範な運動が安倍改憲を阻止することに大きく貢献したのである。ただ、自民党政権が続く限りは9条改憲・壊憲の企ては続くであろう。それを最終的に阻止するには、「九条の会」の役割は引き続き大きいと思われる。
(「九条の会」ニュース384号9月1日付より)
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【九条噺】
先日の朝、新聞を買いにコンビニに寄った。一面トップに「病院支援、政府方針」の見出しがあった読売新聞を買った。ようやく本格的に病院支援かと期待して買ったのだ▼しかし、記事によると、新型コロナで経営が悪化している病院に官民ファンド「地域経済活性化支援機構」(REVIC)を通じて、経営指導を行い「福祉医療機構」とも連携し資金支援(融資)をするという内容。これには、政府と医療関係者の認識の相違は余りにも甚だしいとあきれた▼今回の事態でいったい誰が経営指導を期待しているか。資金は病院を直接支援する手立てでこそ考えるべきだろう。持続化給付金で問題視されたように多額の委託金を不明朗な形で支出するのと同じやり口にならないかと勘繰ってしまう▼日本病院会・全日本病院協会・日本医療法人協会の3団体は、6月5日、新型コロナによる影響で多くの病院が赤字に転落し、厳しい経営実態を公表した。8月6日には第1四半期の結果を公表し、8月19日には、税制上の緊急支援措置を要望している▼「福祉医療機構」の病院経営動向調査(20年6月調査)では、「今後の病院の安定的運営に向けて必要な制度」への回答で、1位「減収に対する補填」、2位「速やかな検査体制の確保」、3位「医療資材の円滑な供給」の3項目が、他の項目に比べて断トツの要望となっている。国民の命を守るためコロナとたたかう病院に求められる支援の柱はまさにこれらの3項目ではないのか。(田)
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みなべ「九条の会」がピースアピール実施
好天に恵まれた9月12日、みなべ「九条の会」は町内のスーパーマーケット前でピースアピール行動を実施しました。午前10時~11時まで、会員14名の行動でした。
「8月28日、安倍首相は健康上の理由で辞意を表明しました。新型コロナ対策に全力を尽くさなければならない時に残念なことです。安倍首相は在任期間が歴代で1位になりました。7年8カ月という長期政権になった最大の要因は、12年に首相に返り咲いて以降、計6回の国政選挙に全て大勝したということでしょう。この間、安倍首相は『選挙で勝ったのだから、全ての政策が信任された』とばかり、集団的自衛権の行使を認めた『戦争法』や組織犯罪を取り締まる『共謀罪』法などを、数の力を頼りに国会で強行採決させていきました。民主政治は最終的には多数決で決する仕組みですが、日本国憲法で『国権の最高機関』と位置付けられている国会では、結論に至るまで十分に議論を尽し、可能な限り一致点を見出すことは、欠かすことができないことではないでしょうか。しかし、安倍首相は異論や批判には耳を貸さず、激しく攻撃し対立をあおり、民主政治を歪め、国会をまるで内閣の下請けのようにして、どんどん悪法を成立させていったのです。再びそのような政権を許してはなりません」と訴えました。
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菅“アベノコピー”内閣発足
16日の臨時国会での首班指名を受け、菅内閣が発足しました。菅内閣は早速「安倍路線の継承」を掲げ、安倍政権が進めてきた政策を基本的に変更しない姿勢を鮮明にしています。国民の合意を得ないで、政策を実行し続けた安倍前首相の政治手法を引き継ぐのでしよう。まさに“アベノコピー”内閣です。
新型コロナ対策は、感染対策と経済活動の両立を挙げ「国民のために働く内閣」を目指すと強調しましたが、経済より感染対策の優先を求める国民は多く、国民の気持ちから離れたものになりそうです。アベノミクスも礼讃し引き継ぐそうですが、株価は上昇しても、非正規労働者は増加し、実質賃金は低下しています。
改憲や敵基地攻撃能力は安倍路線に沿った考えを表明し、9条への自衛隊明記を含む自民党の改憲4項目をテコに前進させたい意向を示しています。辺野古や原発など安倍路線の継承はあげたら切りがありません。
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予告 「第17回憲法フェスタ」 守ろう9条 紀の川 市民の会
11月3日(火・祝)河北コミュニティセンター
チラシ→ http://home.384.jp/kashi/9jowaka/tirasi/20kawafesta.htm
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