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毎日新聞・和歌山版 8月3日付

平和の光消さないで
紀州おどり ぶんだら節 九条連が参加


 和歌山市の夏の風物詩「第40回紀州おどり ぶんだら節」が2日、和歌山城周辺であり、73連約7700人が参加。憲法9条を守ろうとする「九条連」の約80人は、大勢の観客に平和主義の大切さをアピールした。

 九条連の中心は「憲法9条を守る和歌山弁護士の会」のメンバーら。和歌山弁護士会の49人が「憲法の基本理念を守るべき責務を有する法律家」として結集。米国による空爆や戦闘を日本政府が支持したり、国内で有事法制が整備される状況を憂慮し、講演会などで戦争放棄の重要性を訴え続けている。

 ぶんたら節には4年連続で参加。大学2年で学徒出陣した月山桂弁護士(85)は「憲法9条は世界の宝」と書かれた横断幕を持って歩いた。

 月山さんは44年に旧満州(中国東北部)の関東軍経理学校を卒業後、和歌山に戻り、貴志川(紀の川市)の部隊で終戦を迎えた。「満州で別れた同僚はシベリア抑留の苦難。学徒出陣の仲間は戦死。家族の悲しみは筆舌に尽くし難い」と振り返る。

 敗戦後の武装解除に伴い、真っ暗だった家々に明かりが戻った時は感無量だったという。月山さんは「温かい平和の光を二度と消してはならない。私が踊りに参加しているのもそのため。戦争はこりごりです。平和を守りましょう」と訴えた。

【山下貴文】