「わかやま市民生協」と「九条の会・うちた」が集い(10月7日)
  ― 朝日新聞地方面で報道 ―

 2006年10月7日、わかやま市民生協の「平和のつどい」と、「九条の会・うちた」の結成1周年記念講演会「わたしの戦争体験を語る」が、それぞれ開かれました。
 「朝日新聞」の和歌山版が報道しているので、以下に引用します。

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平和や憲法考えよう  県内で集い
 武力に代わるのは言葉 戦争の記憶を次世代に

    連休初日の7日、和歌山市と紀の川市でそれぞれ、戦争体験者の講演会が開かれた。家族連れなどが参加し、平和や憲法9条の大切さについて考えていた。

 和歌山市太田のわかやま市民生協本部では「平和のつどい」があり、生協組合員を中心に約120人が集まった。
 東京大空襲・戦災資料センター館長の早乙女勝元さんが、戦争中に自らが使っていた、日の丸に「神風」と書いたハチマキを示しながら講演。12歳の時に東京大空襲で焼け出された体験や、教諭だった兄から憲法9条を教わって独学で学んできたことなどを語り、「武力に代わるのは言葉。戦争の記憶を後の世代に伝え、個人が主体となって平和を守り抜きましょう」と訴えた。  聴講した主婦は「非常に分かりやすく色々と考えさせられた。子どもと一緒に聞きたかった」と話していた。

 紀の川市民らでつくる「九条の会・うちた」は結成1周年を記念して、元小学校教諭の吉川薫雄さんの講演会「わたしの戦争体験を語る」を同市古和田の古和田会館で開いた。
 戦時中、爆薬を積んだボートで敵艦に突っ込む「震洋特攻隊」の隊員だった吉川さんは、「特攻隊に選ばれた時は何の恐怖も感じず、『いつ死んでもいいや』と思った」と、当時の気持ちを解説した。さらに、特攻を控えながら過ごした基地での様子などを話し、「戦争は人の殺し合い。正義はない」と語った。
 また、自衛隊のイラク派遣や憲法改正の動きにも触れ、「政治の動きをしっかりみながら、平和とは何かを問い直す必要がある。地域や学校での平和学習の積み重ねが大切です」と訴えた。

朝日新聞 2006年10月8日 「和歌山」面

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(2006年10月8日入力)
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