治安維持法犠牲者(戦争に反対した人々)は、平和憲法の礎を築いた人たち
5.16 国会署名提出と、5.19「時代を撃て・多喜二」上映に取り組む
=国賠同盟

     治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟(国賠同盟)和歌山県本部では、治安維持法犠牲者は平和憲法の礎を築いた人たちと位置づけ、国会署名と映画上映を、9条を守る運動と結合させて進めています。「5.13平和のつどい」と連続ですが、がんばっています。以下、ブログ( http://wakayama.exblog.jp/ )から引用します。
[本文引用]


=== ドキュメンタリー映画 ========================

時代(とき)を撃て・多喜二 上映ニュース

 ( 2006.4.15 No.2 ) 上映実行委員会 073-422-7076

========================================


ポスター、チラシ、チケットは届いていますか?
あと1ヶ月です。大至急、宣伝・チケットの普及を!

◇チケットは
 3枚、5枚と封筒に入れて、普及してくれる人にドンドン渡しましょう。
 普及する人を沢山つくることが成功のカギです。

◇憲法9条を守るため必見の映画
 配券のために労働組合や団体を訪問しました。

☆戦争を知らない若い幹部――
「治安維持法」「小林多喜ニ」など、名前は聞いたことがあるが…。是非映画を観て、あんな時代はイヤ、でも今でも?

☆言論の抑制が――
チラシやビラを配っても逮捕。9条守れの運動はマスコミには出てこない。

☆共謀罪が国会に――
「現代の治安維持法」と言われるものが審議されようとしています。犯罪を実行する前、相談、合意とみなされたら逮捕。そのために尾行、スパイなど監視体制がつくられます。
もう既に暗黒の時代に逆戻りしつつあるのでは、多喜ニが生きたような社会にしないため、憲法9条を守ることが大切です。

映画「時代を撃て・多喜ニ」へのメッセージ
社民党党首・福島みずほさん


 「時代を撃て・多喜ニ」と「白バラの祈り」をたまたま立て続けに観た。第2次世界大戦中の状況を描いているものだが、観ながら私が考えていることは、今の日本のことだった。
 表現の自由などがどんどん制限されていっているような状況。チラシやビラを配って起訴されている状況。学校現場で、「日の丸・君が代」が強制されているすざまじい状況。この映画が訴えているのは、今の日本のことではないか、と。
 多喜ニが殺されたときの顔や体の状態はひどい。足の上半分が真っ黒で、膨れ上がっている。では、彼は何をしたのか。何もしていない。思想・良心に従って行動しただけである。戦前だって、特別公務員暴行陵虐罪が存在したのに、暴行をして、死ぬまで追いやった人たちは、罪に問われていない。
 このドキュメントは、「人の魂の自由」「正義感」「戦争や不平等や理不尽なことに対する怒りと人々に対する愛」を描いている。
 人の社会の中で、たぶんもっとも必要なものは、人々に対する限りない愛であり、その根っこには「こんな社会はおかしい。こんなことで人が苦しむのはおかしい」という熱い思いである。そのことを体現していた一人が多喜ニであったということをこのドキュメントは描いている。
 そして、このドキュメントは人間・多喜ニも描いている。大好きな女の人を救うための努力をし、家族思いで、ユーモアのある人でもある。
 私たちは、どういう時代を経て、平和と基本的人権の尊重を手にしたのか、ということが深くわかる。「だからこそ、がんばってくれよ」と、多喜ニは笑いながら、私たちを励ましてくれる。
 「へえ、こんなことがあったの?」「こんな小説があったの?」と思う、若い人たちに観てもらいたい。

# by hukutsu-wakayama | 2006-04-15 20:11 |
        ----------------------------
訴えます
5月16日 国会へ署名を積み上げよう!

  会員・協力者のみなさんに訴えます

□ 国民投票法案が国会に提出されようとしています。
□ 憲法改悪の動きも強まっています。
□ 治安維持法犠牲者(戦争に反対した人々)は、平和憲法の礎を築いた人たちです。
□ この人たちへの謝罪と賠償は、国が侵略戦争を認め、ふたたび戦争をしないということです。
□ 憲法九条を守る運動と国賠署名は大切な活動です。

 全会員が一〇筆以上の署名あつめをめざしています。あなたとご家族の署名はおすみですか。もう一歩足をふみ出し、まわりの人にも訴えて署名を集めて下さい。

     支部事務局かまたは県本部に署名を送って下さい

# by hukutsu-wakayama | 2006-04-08 19:03 |
        ----------------------------
(2006年5月3日入力)
<戻る>