平和を愛する和歌山県民のみなさんへ

今こそ憲法9条「改正」に反対する県民大署名を展開しましょう!

 明日5月3日は60回目の憲法記念日です。
 ところで、政府与党は、さる4月13日、憲法改正をするための手続きを定める「国民投票法案」を、多くの国民や野党が反対し、内容的にも多くの問題点があることが明らかになっているにもかかわらず、強行採決により衆議院を通過させました。
日本国憲法は,第2次世界大戦におけるおびただしい犠牲に対する反省の上に立ち,「政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し」、9条において、戦争放棄、交戦権否認を明言しました。
 我が国が、戦後60年に及ぶ長期間、「戦争をしない国」として、世界とアジアの平和に寄与することができたのは、この憲法9条があったからこそです。
 政権与党である自民党は一昨年11月に「新憲法草案」を発表し、憲法9条を自衛のためだけではなく、他国と共同して外国に戦争を仕掛けることができるように改変しようとしています。
 私たち弁護士は、法律家としてこの憲法を尊重し、憲法の指し示す理想を実現する義務があると考えています。
 イラク戦争の現状を指摘するまでもなく、軍隊によって平和が実現できるものではないことは歴史が証明しています。憲法9条を守り育てることは、私たちの子や孫に対する義務です。
 日本、アジア、世界の平和を目指す私たちは、このような9条改憲への動きに対して、はっきりとNO!と言わなければなりません。その一歩として、9条改憲に反対する「県民大署名」によって、圧倒的多数で私たちの意思を示そうではありませんか。全ての和歌山県民のみなさん、是非とも私たちと一緒に、あなたのまわりの人に、この署名を広げましょう。

2007年5月2日

憲法9条を守る和歌山弁護士の会


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署名運動要領

1 標準的な署名用紙は、下記の連絡先に用意していますので、ご連絡頂ければお送り致します。ただし、憲法9条改憲に反対することが明示されている署名であれば、それぞれ独自に作成して頂いても結構です。
  また、既に各地で憲法9条改憲に反対する署名運動に取り組まれている方々も多いと思いますが、それを利用して頂いて結構です。

2 署名の目標は当面、県民の過半数とします。
  署名の対象は現時点の有権者だけではなく、将来の有権者である未成年の方々も対象としたいと思います。

3 第一次集計は2007年11月3日としますが、それまで毎月下記の連絡先まで、署名運動の成果をFAXその他の方法でご連絡頂けると幸いです。なお、これまで既に9条改憲に反対する署名運動に取り組まれている団体や方々は、これまでの運動の成果をご連絡下さい。

 

    【 連 絡 先 】

憲法9条を守る和歌山弁護士の会

〒640-8152
   和歌山市十番丁12番地 十番丁ビル4階
トライ法律事務所 内

Tel 073−428−6557
Fax 073−428−6558

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(2007年5月13日掲載)
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