<報道 1>

秋田の市町村長経験者ら12人、9条守る会結成

 憲法九条の改正に反対する秋田県の市町村長経験者らが5日、「憲法九条を守る秋田県市町村長の会」を結成した。同会によると、首長経験者による九条を守る会は、宮城県に次いで全国2番目という。  呼び掛け人は、元横手市長の千田謙蔵氏ら元市町村長8人で、このほか現職の鈴木俊夫湯沢市長と3人の元市町長経験者が会に加わった。

 同会は今後、県民を対象とした集会を開いたり、護憲を守る会など県内約50の関連団体と連携し、改憲反対の運動を広げていく方針。

 2004年に作家の井上ひさし氏や大江健三郎氏ら9人が集まって発足した「九条の会」のアピールに賛同しており、政治活動とは切り離し、一党一派に偏らず、賛同者を募る。

 呼び掛け人代表の千田氏は「会に賛同する各市町村長は、それぞれの自治体で平和や暮らしを守ってきた自負がある。全国で憲法九条を守る動きは広がっており、会を結成する好機と考えた」と話している。

 2008年8月6日 河北新報【仙台】

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<報道 2>

秋田に市町村長9条の会
8氏呼びかけ 現・元首長19人賛同

 秋田県の市町村長経験者による「憲法九条を守る秋田県市町村長の会」が五日に結成されました。千田謙蔵・元横手市長、西成辰雄・元十文字町長、木村實・元小坂町長、松橋久太郎・元森吉町長ら八氏が呼びかけ人となり、鈴木俊夫・現湯沢市長ら十九人の現・元首長が賛同しています。

 同会は、「政党政派をこえ、九条を守るという一点で」まとまり、今後とも現・元の市町村長への働きかけを行い、広く県民へ「憲法九条を守るアピール」を発表すること、県内の地域・分野の「九条の会」と連携し、県内の九条を守る運動を強めていくことにしています。

 同日、県政記者クラブで記者会見した千田謙蔵さんは、「私たちは憲法九条で平和を守る一環として『非核自治体宣言』を県内全市町村で採択したことを誇りに思っている」「もし九条の改憲を許せば、私たちが守ってきた地方自治体が『戦争をめざす国』の下請けをさせられることになり、憂慮にたえない」と話し、憲法九条を守るためにがんばる決意を述べました。

 結成を知った県民からは、「市町村長さんが先頭に立ってくれると運動の励みになり、県民世論が大きく高まる」と歓迎の声が寄せられています。

2008年8月7日(木)「しんぶん赤旗」

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(2008年8月10日入力 8月21日補訂)
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