9条を守る「新春」交流集会に80人 記念講演に聞き入り、経験交流

戦争は命を奪う、
  武力では解決しないし攻められる「備え有れば憂い有り」

 1月27日午後、和歌山市あいあいセンターで、和歌山市9条センター主催の「新春」交流集会が開かれ80名が参加しました。
 栗原省氏の講演、波照間の戦争マラリアの話は初めて聞くもので衝撃的でした。
軍の糧秣として牛を徴発するために波照間の住民をマラリア蚊(ハマダラ蚊)のいる西表島に疎開させた結果、住民は終戦後に次々マラリアに倒れた。燻製にした牛肉は士官以上が食べて兵卒は食べなかった。生き残った人々はトラウマで長く口を閉ざしていた。…戦争の悲惨さが強く伝わってきました。
 戦争は人権の基本である「生命」を奪うもので許せない。北朝鮮の脅威に対して先に叩くという議論は良くない、武装するから攻められる「備え有れば憂い有り」だ、平和解決を。という話も納得できました。「備え有れば憂い有り」は広めたい言葉だと思いました。
 講演の後、いろいろな会・団体からの経験交流があり、参考にもなり、心強く感じました。 (柏原) 

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講演に先立ち挨拶する栗原省氏
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(2007年2月1日入力)
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