テレビ和歌山ニュース 2012/03/20 16:08

フォトジャーナリスト講演 命の尊さ考える

パレスチナ問題などの現地取材を数多く行っているフォトジャーナリストの講演を通じて命の尊さを見つめようという催しが、今日、和歌山市で開かれました。
これは、憲法9条を守ろうと活動している市民団体「9条ネットわかやま」などが、世界の紛争や原発事故が起きている現状から、自分で身を守れない子どもたちをどう守るかを考えることで、命の尊さを見つめようと開きました。
まず、核戦争の防止と核兵器廃絶のための活動に取り組み、県内の平和運動の発展に貢献したとして、主催者から「核戦争防止和歌山県医師の会」にわかやま平和賞が贈られました。
続いて、パレスチナ問題をはじめ、旧ソ連のチェルノブイリ原発や福島第一原発の事故を取材しているフォトジャーナリストの広河隆一さんによる講演が行われ、広河さんは、現地で撮影した写真を示しながら、被害を受ける立場の人たちの真実の姿を捉え、広く現状を伝えることの重要性を話しました。
会場前では、1960年代からのパレスチナ自治区の現状やチェルノブイリの原発事故後にウクライナで撮影されたガンと闘う子どもたちの様子、それに、福島第一原発の事故を受けて実施された放射線検査や警戒区域内で牛がさまよう様子など、広河さんが撮影した写真が展示され、訪れた人たちはその一枚一枚に見入っていました。

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(2012年3月22日入力)
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