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 本多立太郎さんを偲び語る会 開かれる(2010.11.7)

 11月7日午後、南部公民館で、去る5月27日96歳で逝去された本多立太郎さんを偲ぶ「本多立太郎さんを偲び語る会」が、立ち見が出る満員の90名近くの参加で開かれました。本多さんは、旧南部川村に移住して、「戦争出前噺」を1,314回、15万人に行い、晩年はパリで外国語訳の日本国憲法9条を配布してアピールする計画を進めながら果たせず逝かれました。
 偲び語る会の会場では、開始前から本多さんの愛した曲「ボレロ」が流れ、本多さんを偲ぶ人で満員になりました。

 会はプログラムに沿って進み、みなべ町町長小谷芳正氏挨拶(代読)では、本多さんの旧南部川村での成人式講演、第1回わかやま平和賞受賞などにふれ、本多さんと語り合って平和の大切さを感じたこともあり、平和市長会に加盟したことと非核の町としていく決意を披露、「みなべ『9条の会』の発展を」と結ばれました。
 娘さんの永野真理子さんからの手紙が紹介され、「人と話すのが好きな父、会の様子を見て楽しんでいるでしょう」との言葉が印象的でした。

 旧南部川村の元教育長岩本明博さんが「本多さん清川への縁」と題して、本多さんが3歳の、のえちゃんのアレルギー治療のため、移住地を探した結果、岩本さんが推す清川小学校のある南部川村に来られた詳しい経緯、その後の戦争体験と平和を語る活動、公民館広報への寄稿の様子などを語られ、「このような立派な方に住んでいただいて光栄」と結ばれました。

 本多さんの出前噺に同行し、四国さらに本多さんが行ったことのなかった各地を車に乗せて走られた佐伯晴郎さんは、「本多さんの話があらゆる人々に聞かれたのは、温厚な人柄と透き通った声から湧き出る、具体的で筋の通った話しぶりによる」と述べられました。そして、全都道府県踏破を機に本多さんが牧師佐伯さんによってキリスト教の洗礼を受けて「天国へのパスポートを与えられた」と喜ばれたことを語られ、「本多さんは、平和を守る活動を続けてカトリックの洗礼を受けた加藤周一さんと同じく、手を携えて神の天国に行き、千の風になって私たちを見守っているだろう。皆でがんばりましょう」と結ばれました。

 続いて、みなべ「九条の会」池田真作人さん、白浜九条の会・森栄一さんの二人から「出前噺を聞いて」の思いが語られました。
 スライドショーで本多さんの履歴や活動が紹介されました。「みなべ『九条の会』」の生みの親で初代代表世話人として、南部高校門前での朝7時半からの署名活動に山奥の地から参加されるなど、全国での出前噺とともに地元での活動も紹介されました。

 電車の都合でスライドショーの途中で中座し、ヴァイオリン弾き語りと閉会挨拶を聞けなかったのが残念です。
 いろいろ知らなかったエピソードが多く、本多さんの人柄を偲ぶ多くの人が集まった 心温まる会でした。
 (柏原卓・写真も)



会場正面



受付



フランス大使館からの返書 など展示



開始までに満員



みなべ町長小谷芳正氏 挨拶(代読)



旧南部川村教育長 岩本明博さん



メゾソプラノ独唱



親友 佐伯晴郎さん



配布資料写真 闘う老人の一分・本多立太郎

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(2010年11月8日入力)
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