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  第11回憲法フェスタ 9条をまんなかに 〜えがこう平和への道〜

  11月8日に、守ろう9条 紀の川 市民の会の第11回憲法フェスタが和歌山市河北コミュニティーセンターで行われました。午前中から展示・映像・リサイクル広場など、午後のメインステージでは第1部祈りの歌の会、第2部実践報告、第3部講演が行われました。参加者は100人と発表されました。

 メインステージでは、原代表が開会挨拶でフランク・パブロフ『茶色の朝』を引きつつファシズムへの統制の流れに流されないようにしようと呼びかけました。
 第1部では「みかんこ」の5人がアフリカの平和の歌を披露した後、ゲストの歌舞さんと「平和の琉歌」「脱走兵の歌」で会場にメッセージを届け、参加者と共に「見上げてごらん夜の星を」を歌いました。
 第2部では「かぜのこ保育園」の皆さんが「かぜのこ保育園 保護者たちの平和への取り組み」と題してスライドを使いながら報告しました。はじめは先生が子どもと親に向けた平和の取り組みをされていましたが、ある時、堤実果さん(『貧困大国アメリカ』など)の講演に参加した母親の報告から「自分たちも知り考えなければ」と思うようになり、母親たちが毎年続けて平和の問題を学んできました。母親が学んでいる時間に子どもたちは持ち寄りのカレーライスを食べながら待つという保育もしています。学習の場では母親たちが平和について思いを出しあう「分かち合いの時間」を大切にしているそうです。次の第3部で清水講師も「すごい事をやっていると思った」と評価されていました。
 第3部では清水雅彦日本体育大学教授(憲法学)が、レジメに沿って専門的な内容を分かりやすく時にはユーモアを交えて話されました。レジメを参考に要点を上げると、
1.自民党の集団的自衛権行使容認は、解釈改憲の手法でゴールに2012年自民党改憲案がある。それは@国家主義に立ちA個人としての尊重を否定しB平和主義を破壊するものだ。
2.集団的自衛権の従来の見解をどう変更したか。
3.日本国憲法は戦争違法化の歴史の先端だ。たとえば武力による威嚇および武力行使を、国連憲章は「慎まなければならない」(2条4項)、日本国憲法は「永久にこれを放棄する」とする等。
4.集団的自衛権は、国際社会で大国が他国に干渉するとき行使している。法的には日本国憲法はもちろん安保条約にも抵触する。
5.集団的「自衛権」は「他衛権」「侵略権」だ。安倍の「積極的平和主義」は武装抑止の立場。アメリカの戦争に参加すれば他国民を殺し、自衛隊員が死に、日本国民がテロで死ぬ。これと反対に、日本国憲法には二つの平和主義がある。9条は暴力(戦争)の無い状態をめざす消極的平和主義、憲法前文は構造的暴力(国内外の社会構造による貧困・飢餓・抑圧・阻害・差別など)のない状態をめざす積極的平和主義だ。
 まとめの最後に「どのように考え行動するか」について、多数議席を背景にした政権でも国民多数の世論には逆らえない、今こそ安倍が退場するよう世論を広げよう。運動団体は排除の論理でなく一点共闘でも課題で一致して運動すべきだ。一人ひとりが集会には人を誘って参加しよう。若い人に広げるには上から目線で「教えたい」気持を押さえて。など実践的な知恵も含めて話されました。
 閉会挨拶で金原運営委員は、「講演で触れられた自衛隊違憲という点を改めて思った」「脱走兵の歌を聞いて将来脱走自衛隊員の弁護をする事態にしたくない」との感想を含めて、出演者、報告者、講師と参加者に感謝しながらしめくくりました。
 学ぶことの多い半日でした。9条を守る世論を広げたいと思いました。
  (文章と写真:柏原卓)



開会挨拶(原代表)▲



祈りの歌の会(みかんこ&歌舞のみなさん)▲



実践報告(かぜのこ保育園のみなさん)▲

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清水雅彦さん講演 @▲



清水雅彦さん講演 A▲



閉会挨拶(金原運営委員)▲

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(2014年11月08日入力、09日修正)