「安保法案廃案へ」九条の会が緊急集会・みなべ 紀伊民報 9月8日

 2015年9月6日午後、みなべ町南部公民館で開催された、「戦争法案(安全保障関連法案)反対 みなべ町緊急集会」を報じた、地方紙「紀伊民報」(9月8日付)の記事です。


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「安保法案廃案へ」 九条の会が緊急集会 みなべ

 みなべ「九条の会」(柳田孝二代表世話人)は6日、安全保障関連法案に反対する緊急集会をみなべ町芝の南部公民館で開いた。75人が参加し、反対の世論を広めて廃案にしようというアピールを採択した。
 安保法案の参議院での成立の動きが高まっているとして「この10日間が廃案にする闘いの正念場」と急きょ集会を開いた。
 柳田代表世話人は「これまでの国会の論戦を見ると、安保関連法案はまさに戦争法案で憲法違反は明らか。悪法を許すわけにはいかない。強行採決をもくろんでいるようだが、若い人や一般の国民の反対運動はかつてないほど盛り上がっている。13日は和歌山市で反対の集会が開かれる。みなべ町でも全国的な取り組みに連帯して緊急集会を計画した。廃案を勝ち取るまで悔いのない行動をして子や孫に対して責任を果たしていこう」と呼び掛けた。
 この後、4人のみなべ町民が意見を述べた。このうち、イラストレーターの松下恭子さんは、命の大切さを紙芝居で披露して「今、日本はとても危険な節目。戦争の道を進む可能性が高くなっている」と危機感を表現した。
 池田三千留さんは母親の立場から「戦後70年、戦争か平和かの岐路に立っている。安保法案の正体は憲法9条を踏みにじり、海外で戦争をする法案だとつくづく思う。黙って見ているわけにはいかない」と語った。
 最後に、この集会のことを家族や知人、友達に伝えてみなべ町に戦争法案反対の世論を広げ、廃案にしよう―とする集会アピールを採択した。