安保法廃止の署名応援 アピールチラシを全戸配付へ みなべの町民有志
(紀伊民報 2016.02.02)

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安保法廃止の署名応援
アピールチラシを全戸配付へ
みなべの町民有志

 昨年夏に安全保障関連法案の成立に反対するチラシをみなべ町内で地方紙に折り込んだ町民有志5人が1月29日、同法の廃止を求める署名活動を応援するアピールチラシを作ったと発表した。署名活動は全国的な取り組みで、町内ではみなべ「九条の会」(柳田孝二代表世話人)の呼び掛けで発足した団体が2千人を目標として実施。チラシは賛同する町民40人の名前も掲載するなどしており、署名活動に取り組む団体が町内全戸に配布するという。
 昨年8月、同町の元南部川村議小川勇さん(87)=東本庄=と主婦の大江畿久代さん(85)=北道、元みなべ町議の山中邦夫さん(74)=芝、イラストレーターの松下恭子さん(37)=植田、元小学校長の平野憲一郎さん(74)=芝=の5人が呼び掛け人となり、賛同者30人の名前も掲載して成立に反対するチラシを配布した。
 当時の呼び掛け人となった5人が1月29日、南都公民館(みなべ町芝)で記者会見し「町民の皆さんに再びアピールします」として、チラシを作ったことを説明。チラシは「『戦争法』の廃止をめざし、みなべ町で2000人署名を進めましょう」などと呼び掛けている。
 平野さんは「5月3日までに2千万人の署名を集めようという全国運動が行われており、みなべ町でも『戦争法廃止みなべ町2000人署名を集める会』がこの取り組みを進めている。自分たちもそれを応援したい」などと話した。
 チラシは2月中旬までに7団体で構成する「署名を集める会」のメンバーらが各戸に配布しながら署名集めにも取り組む予定という。