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「集団的自衛権行使の容認」の閣議決定に抗議し、撤回を求めます

2014年7月11日 「守ろう9条 紀の川 市民の会」

 私たち「守ろう9条 紀の川 市民の会」は、和歌山市の紀の川北岸に住む住民が結集し、この10年来、憲法9条を守り、日本を「戦争する国」にすることを許さない取り組みを続けています。
 今回の安倍政権の国民を欺く「集団的自衛権の行使容認」の閣議決定は到底見逃すことはできません。
 これまで政府は、過去60年間の国会での議論を通じて「憲法9条の下において許容されている自衛権の行使は、我が国を防衛するため必要最小限度の範囲にとどまるべきものであると解しており、集団的自衛権を行使することは、その範囲を超えるものであって、憲法上許されない」という解釈をしてきました。これまで自衛隊が海外に出かけても一人の犠牲者も出さなかったのは、憲法9条が存在し、「海外で武力行使はしてはならない」という憲法上の歯止めが働いていたからに他なりません。
 集団的自衛権の行使とは、日本が武力攻撃をされていないにもかかわらず、他国のために海外で戦争をすることであり、これを容認するということは、戦争をしない平和国家としての日本の国の在り方を根本から変えるものです。また、憲法9条をないがしろにするこのような憲法の基本原理に関わる重大な変更を、国民の中で十分に議論することすらなく、憲法に拘束されるはずの政府が閣議決定で行うのは、立憲主義に根本から違反するものです。
 閣議決定では「我が国に対する武力攻撃のみならず、密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生し、これにより我が国の存立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険がある場合」と、集団的自衛権の行使を限定するかのように言っていますが、これは時の政府の判断によってどのようにでも解釈されるもので、何の歯止めにもなりません。さらに、国際協力活動の名の下に戦闘地域での自衛隊の武器使用と後方支援の権限を拡大することまで含めようとしていることも看過できません。これでは日本が「殺し、殺される」国になってしまいます。集団的自衛権の行使等を容認する閣議決定は、立憲主義と恒久平和主義に反し、違憲です。このような閣議決定に基づいた自衛隊法などの改正も許されません。
 憲法9条は、日本が過去の侵略戦争への反省の下に、日本の侵略によって悲惨な体験を受けたアジア諸国の人々との信頼関係を構築し、武力によらずに紛争を解決し、平和な社会を創り上げる礎になるものです。
 日本は戦後68年間、戦争によって一人の外国人も殺すことなく、一人の日本人の戦死者も出していない、世界に冠たる名誉ある平和国家です。今回の閣議決定はこの名誉ある平和国家・日本を投げ捨てるものであり、断じて認めることはできません。当会は、集団的自衛権の行使を容認する閣議決定に強く抗議し、その撤回を求めるものです。