安保法制施行前 憲法考える/和歌山弁護士会企画
(朝日新聞・和歌山 2016.03.20)

 2016年3月19日に和歌山弁護士会が開いたシンポジウム「憲法についてあらためて考えよう」を報じた、朝日新聞和歌山版(3月20日付)の記事です。


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朝日新聞和歌山版 2016年3月20日

安保法制施行前 憲法考える
和歌山弁護士会企画

 シンポジウム「憲法についてあらためて考えよう」が19日、和歌山市北出島1丁目の県勤労福祉会館であった。安全保障関連法制の施行を前に憲法について考えようと、和歌山弁護士会が企画。市民ら150人が集まった。
 始めに弁護士会の憲法委員会委員の芝野友樹弁護士が、憲法が定める立憲主義・平和主義・国民主権について説明。その後、安保法制の各法律に触れ、「従来の政府の憲法解釈を根底から覆し、集団的自衛権の行使を認めようとするもので憲法9条に違反する」と指摘した。
 報告後は参加者がリレートーク形式で登壇。「多くの憲法学者や弁護士が言うように憲法違反で、廃案にするしかない」などと訴えた。
 同委員会委員長の由良登信弁護士は「参加者が心から平和を望んでいることや、安倍政権への不安と怒りが伝わってきた。弁護士会は廃止に向けて頑張り続けていく」と話した。(山田暢史)