安保法制 問題点を指摘 関西学院大・長岡教授講演 憲法フェスタ(毎日新聞・和歌山 2019.11.04)
2019年11月3日に実施された憲法フェスタを報じた「毎日新聞」の記事です。記事には参加者約60人とありますが、受付の集計では「参加者80人、講師・出演者7人、取材3人」で公式発表80人とのことです。 【記事写真】 【文字情報】 毎日新聞(和歌山版) 2019年11月04日 安保法制 問題点を指摘 関西学院大・長岡教授講演 憲法フェスタ 市民が平和について考える「憲法フェスタ」が3日、和歌山市市小路の河北コミュニティセンターで開かれた。長岡徹・関西学院大教授(憲法学)が講演し、自民党が示している憲法改正案や、現行の安保法制の問題点を指摘。和歌山市北部の市民団体のメンバーら約60人が耳を傾けた。 長岡教授は、憲法改正に慎重な世論がある中、現政権が地方で集会を開くなどし、草の根の運動で改憲の機運を高めようとしていると指摘。集団的自衛権を行使して他国を防衛するのは、国民が支持する自衛隊の姿とは異なる「普通の国の軍隊」だとして、「憲法9条に自衛隊を明記するだけで、現状と変わらないと言うのは『フェイク』だ」と批判した。 「原爆と人間」をテーマにしたパネルの展示もあり、被爆した当時の広島、長崎を描いた絵や写真など約30枚が並んだ。 【黒川晋史】紙面編集 中野剛志 |