【文字情報】
和歌山県保険医協会 第39回定期総会 記念講演
「テレビが伝えない憲法のはなし」
今起きていることを、憲法学者はどのように捉えるか
「改憲に積極的な国会議員が、衆参両院で3分の2を占めるに至った」という報道もあり、憲法について注目が集まっています。
もっとも、それぞれの政党で、どこをどう改正するか主張は異なっており、また、改憲反対とされる政党にも、憲法改正に前向きな議員がいます。
今なされている憲法論議を追うには、「改憲勢力」や「護憲派」といった大ざっぱなくくりではなく、それぞれの論者の主張を丁寧に分析することが必要でしょう。
そのためには、憲法と立憲主義について、明快な理解が必要です。
今回、報道ステーションに出演されておられた若き憲法学者の木村草太先生(首都大学東京教授)をお招きして、立憲主義諸国の憲法との比較、今の憲法ができた沿革などをお話いただきます。
この機会に憲法について理解を深め、今起きていることをどう捉えたら良いのかを一緒に考えてみませんか。
と き 10月29日(土)午後4時~6時
ところ プラザホ-プ 4Fホール
和歌山ビックホエール北隣
和歌山市北出島1丁目5番47号
【TEL】 073-425-3335
講師
木村草太先生(首都大学東京 都市教養学部法学系教授)
1980年神奈川県生まれ。東京大学法学部卒、同大大学院法学政治学研究科助手、首都大学東京 都市教養学部法学系准教授を経て、今年4月から教授に。専攻は憲法学。
著書に『憲法の急所――権利論を組み立てる』(羽鳥書店、2011年)『キヨミズ准教授の法学入門』(星海社新書、2012年)『憲法の創造力』(NHK出版、2013年)『テレビが伝えない憲法の話』(PHP新書、2014年)。
共著には、『憲法学の現代的論点(第2版)』(有斐閣、2009年)、『憲法学再入門』(有斐閣、2014年)、『未完の憲法』(奥平康弘共著、潮出版社、2014年)、『「学問」はこんなにおもしろい!――憲法・経済・商い・ウナギ』(講談社、2014年)、『憲法の条件――戦後70年から考える』(大澤真幸共著、NHK出版新書、2015年)、『集団的自衛権はなぜ違憲なのか』(国分功一郎共著、晶文社、2015年)、『検証・安保法案どこが憲法違反か』(有斐閣、2015年)、 『ぼくらは未来にどうこたえるか』(大澤真幸・小野書庫・中島岳志共著、左右社、2016年)がある。
主催/和歌山県保険医協会
〒640-8157 和歌山市八番丁11番地 日本生命和歌山八番丁ビル8F
電話:073-436-3766 FAX:073-436-4827