【チラシ】 表面
裏面
【文字情報】 [表面] 1000年先にいのちはつづく 祝の島(ほうりのしま) 原発予定地から 朝陽が昇る 島のいちにちが 今日も始まる 纐纈(はなぶさ)あや 初監督作品 プロデューサー 本橋成一 2010年/日本/105分 [裏面] 1000年前、沖で難破した船を助けたことから農耕がもたらされ、子孫が栄え、 現在に至るまでいのちをつないできた小さな島がある。 山口県上関町祝島。瀬戸内海に浮かぶこの島は、台風が直撃することも多く、岩だらけの土地には確保できる真水も限られ、人が暮らしやすい環境とは決していえない。その中で人々は、海からもたらされる豊饒な恵みに支えられ、岩山を開墾し、暮らしを営んできた。そして互いに助け合い、分かちあう共同体としての結びつきが育まれた。人間の営みが自然の循環の一部であることが、祝島でははっきりと見える。 「海は私たちのいのち」と島の人は言う。1982年、島の対岸4キロメートルに原子力発電所の建設計画が持ち上がった。「海と山さえあれば生きていける。だからわしらの代で海は売れん」という祝島の人々は、以来28年間反対を続けている。 効率と利益を追い求める社会が生み出した原発。大きな時間の流れと共にある島の生活。原発予定地と祝島の集落は、海を挟んで向かい合っている。 1000年先の未来が今の暮らしの続きにあると思うとき、私たちは何を選ぶのか。 いのちをつなぐ暮らし。祝島にそのヒントがたくさん詰まっている。 --------------------------------------- 我々はテクノロジーに振り回されている。もっと便利になりますよ、と耳元で囁く声にうかうかと乗っている。目を覚ますためにはこの映画を見るのがいい。おっとりとした日々の記録の中にとても大事なことが隠されているのに気づいた時、あなたは慄然とするだろう。老人たちの顔に過去ではなく未来を読みとるだろう。 池澤夏樹(作家) --------------------------------------- 監督 纐纈(はなぶさ)あや プロデューサー 本橋成一 「祝の島」公式ホームページ http://www.hourinoshima.com/ ―――――――――――――――――――― 監督来る!! あいあいセンター6Fホール 和歌山市小人町29 電話073-432-4704 9/24(土) 昼の部(13時開場 13時30分上映)夜の部(17時30分開場 18時上映) *上映後 纐纈あや監督のお話 特別鑑賞券:前売券 1,300円 当日券 1,500円(前売り券完売の場合は当日券はございません) 主催:小鳥の会 問い合せ:090−7363−4066 |