【チラシ】




【文字情報】

治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟和歌山県本部
創立30周年記念講演会

 戦前は、「戦争はいやだ」と言っただけで「治安維持法」で逮捕され、厳しい拷問にあいました。全国で虐殺された人は93人、獄死者などは421人で、和歌山県関係者でも逮捕・投獄された人が300余人もいます。それでも彼らはひるまず、「侵略戦争反対!」と命がけでたたかいました。彼らの勇気ある行動があって、今の憲法に「戦争放棄」や「基本的人権」などが取り入れられました。戦争を放棄し、戦力と交戦権を否認した憲法9条は、「二度と戦争はしない」という私たち日本人の決意であるとともに、大きな被害を与えたアジアの人たちへの約束でもあります。
 安倍政権は、その憲法9条を根底から破壊する「戦争法案」を衆議院で強行可決し、参議院での可決を狙い、日本を「戦争する国」にしようとしています。そして、戦後70年談話にみられるように、表面だけを取り繕い、先の戦争をまともに反省し謝罪することもしません。しかし、大多数の国民は「戦争法案」に反対し、その声は若者たちも含めてますます大きく広がっています。
 私たち「治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟(略称:国賠同盟)」は平和憲法の制定に大きく貢献した治安維持法の弾圧犠牲者の名誉回復を求める団体です。国賠同盟和歌山県本部は1985年3月24日に創立され、今年で30周年になります。30周年記念行事として記念講演会を開催いたします。日本を「戦争する国」にさせないために、その決意を固める場にしたいと思います。多数のご参加をお願いいたします。

日時:2015年11月28日(土)
    午後1時30分~4時(開場1時)
会場:ルミエール華月殿(6階 富士の間)
    和歌山市屋形町2-10 TEL:073-424-9392
◎犠牲者の親族より「治安維持法と戸臺俊一(とだい・としいち)」
◎記念講演
  演題: 「歴史の歪曲と戦争する国づくりを許さない」
  講師: 石川康宏氏(神戸女学院大学教授)
 
※同日午後5時から開催しますレセプションに参加をご希望の方は事前に国賠同盟和歌山県本部までお申し込みをお願いいたします

治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟和歌山県本部
〒640-8434 和歌山市吉田102 国労会館2階 TEL/FAX:073-422-7076