【文字情報】
集団的自衛権容認を閣議決定
このような、憲法をないがしろにする企てに私たちは反対します
政府は、これまで憲法第9条の規定から認められないとされてきた集団的自衛権の行使を容認する閣議決定をおこないました。
集団的自衛権とは、日本と親しい外国が他国から攻撃を加えられた時、日本が、攻撃を加えた国と交戦することを認める権利です。
これは交戦権を認めないとする憲法第9条に抵触するものであり、日本の平和と安全に直接かかわるもので、一内閣が勝手に解釈を変えることなど許されるものではありません。
世論調査でも多くの国民がこの点を危惧し、反対していることがわかります。このような憲法のなかみを大きく変えようとする場合は、憲法第96条にのっとり、改正手続きで変更されるべきです。
私たち田辺9条の会は、戦力は持たない、交戦権は認めないと規定する憲法第9条を守る運動を続けてきましたが、今、第9条と日本国憲法そのものが内閣の解釈変更で踏みにじられようとしていることに、大きな不安と危機感を抱いています。
みなさん、平和と憲法を考えるうねりを、この田辺の地でひろげていきましょう。
田辺9条の会 〔連絡先〕田辺市文里2-10-27 ☎0739-24-9153(田所顕平)